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退職理由のトップに「新たなチャレンジ」【2024年ヘイズアジア給与ガイド】

2024.04.26

外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(本社:港区、マネージング・ディレクター:グラント・トレンズ、以下:ヘイズ)は、日本国内のプロフェッショナル人材1554人と採用担当者328人を対象に、2023年後半の6週間にわたって実施した調査の結果をまとめた「2024年ヘイズアジア給与ガイド」を発表した。

前の勤務先を辞めようと思った理由と留まる理由

前の勤務先を辞めようと思った理由と留まる理由

本調査では、今後12か月以内の転職を考えている人に、現在の勤務先を辞めようと思った最大の理由を3つ尋ねている。その結果、最も多かったのは「新たなチャレンジを求めて」で、2023年のトップであった給与待遇の悪さを上回った。

続いて、現職に留まることを決めた人について、その理由を調査。仕事や企業に「コミットしている/非常にコミットしている」とする人と「コミットしていない/積極的にコミットしていない」とする人とで回答を比較している。その結果「柔軟な勤務形態」はどちらのタイプの人であっても「給与待遇」以上に、会社に留まる重要な要因となっていることが明らかになった。また、コミットしている人の場合は「上司や同僚との関係」を、コミットしていない人では「雇用の安定性」を重視していることもわかった。

調査概要

調査期間:2023年9~11月
調査機関:ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社調査
調査方法:インターネット
回答者:アジア6カ国・地域の8525名(日本は1554名)
出典元:2024年ヘイズアジア給与ガイド(ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社)

まとめ

本調査により、プロフェッショナル人材が転職を希望する際には「給与」以上に「新たなチャレンジ」を求めている人が多いことが明らかになった。

エン・ジャパン株式会社が実施した調査(※)でも、働く企業を選ぶ際に「成長環境の有無」を重視する人が94%に及ぶことや、現職に「成長実感がない」と感じる人の9割以上が転職を検討した経験を持っていることが明らかにされている。

優秀な人材の確保と離職防止において、自社がチャレンジできる環境にあるか、それにより成長実感が得られるかは、重要なポイントとなりそうだ。

※出典元:20代・30代のビジネスパーソン1200人に聞いた「仕事を通じた成長実感」意識調査ー『AMBI』ユーザーアンケートー(エン・ジャパン株式会社)