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6割以上がスカウトメールの利用意向あり 一斉送信のような内容には否定的な意見

2024.05.01

エン・ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:鈴木孝二)は、運営する総合求人サイト『エン転職』で、ユーザーを対象に「スカウトメール」についてアンケートを実施した。調査結果の概要についてお伝えする。

スカウトメールを受け取った人の約6割が「一斉送信のような内容」に否定的

スカウトメールを受け取った人の約6割が「一斉送信のような内容」に否定的

本調査では「あなたは、企業・人材紹介会社からのスカウトメールを受信したことがありますか?」との質問に対し、81%が「ある」と回答している。

また「企業・人材紹介会社からのスカウトメールを受信したことがある」と回答した人は、スカウトメールの良い点として「想定していなかった企業・仕事と出会える(53%)」「求人を探す手間が省ける(40%)」などと回答。

一方で良くない点については「一斉送信のようなメールが多い(59%)」「自分の希望しない業界・職種の求人が多い(52%)」などの回答が目立った。同社によると、具体的な声としては「『会員番号0000さん』のような機械的に送ってくるスカウトメール。また、希望職種とかけ離れている職種のスカウトメールだと残念に感じる。(28歳女性)」「『職務経歴/自己PR欄を拝見した』と冒頭にあったが、明らかにスカウトの内容が希望していない職種であり、業界も不一致であった。(28歳男性)」などの意見が寄せられたという。

なお、今後の利用については62%が「現在使っているが、さらに使ってみたいと思う/現在使っていないが、今後は使ってみたいと思う」と回答したことも明らかになっている。

調査概要

調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『エン転職』を利用するユーザー
調査期間:2024年2月27日~3月26日
有効回答数:3825名
出典元:『エン転職』ユーザー3800人に聞いた「スカウトメール」意識調査ー『エン転職』ユーザーアンケートー(エン・ジャパン株式会社)

まとめ

本調査では転職志望者の多くがスカウトメールを受け取った経験があり、今後も利用したいと考えていることが明らかになった。また、内容が一斉送信のようであったり、自身の希望とかけ離れていたりすると、ネガティブな印象を抱きやすいことが判明している。

求職者に企業から積極的なアプローチができるダイレクトリクルーティングは、採用力強化につながるとして注目されている。一方で、工数や担当者の負担が増えるというデメリットも。効率化を考えるあまり、定型文のような内容のスカウトメールを送ったり、求職者の経歴や希望の確認を怠ったりしていないだろうか。

同社は2024年における転職市場について、重要度の高い採用について難易度が上昇すると見込んでいる(※)。労働人口の減少による売り手市場も続いており、企業には採用力の強化がより一層求められることだろう。ダイレクトリクルーティングにより採用の成功率を高めたいと考えているのであれば、スカウトメールの内容を今一度見直すきっかけにしてみてはいかがだろうか。

※出典元:【2024年度】転職市場の動向とトレンドを解説(エン・ジャパン株式会社)
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