40~60代のキャリア意識、チャレンジ経験と満足度の関連性は? MILIZE調査

株式会社MILIZE(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中徹)は、2024年6月、40~60代の男女2000名に対し「キャリア形成に関する意識・行動の実態調査2024」を実施。調査の結果、転職や独立など、キャリアチャレンジの経験有無が仕事・キャリアへの満足度にいい影響をもたらすことがわかったという。ここでは調査結果の概要をお伝えする。
※キャリアチャレンジ: 自らの意志で転職や独立、社内FA(フリーエージェント)など新たなキャリアに挑戦すること
調査概要
調査対象:40~60代の就業経験のある男女
調査期間:2024年6月15日~6月17日の3日間
調査機関:株式会社クロス・マーケティング
有効回答数:2000名(40代以降に何らかのキャリア変化(転職、独立、役職定年、大幅な給与減、出向など)があったセカンドキャリア組1000名、まだキャリア変化がないファーストキャリア組1000名)
出典元:【40〜60代のキャリア意識・行動調査2024】 キャリアチャレンジ経験者は未経験者と比べ仕事・キャリアの満足度が14%以上も高い!(株式会社MILIZE)
キャリアチャレンジ経験者は仕事・キャリアの満足度が高い傾向に

本調査ではまずはじめに「仕事・キャリアの面で現在の生活にどの程度満足していますか?」と質問。その結果、仕事・キャリアに対して満足している人の割合は、キャリアチャレンジ経験者が未経験者を14.4%も上回ることがわかった。
さらに同社は、仕事・キャリア面以外の項目で満足している人の割合に注目。すべての満足度の調査項目において、キャリアチャレンジ経験者が未経験者を上回る結果となったことを報告した。
キャリアチャレンジに積極的に取り組むことで、日々の生活やプライベートについても高い充実感や満足感をもたらす可能性が示唆された。
キャリアチャレンジ意向者「具体的なプランは未定」約67%

続いて本調査では、これからキャリアの転換期を迎える人たちに対して「今後、何らかのキャリアチャレンジをしたいと思っていますか?」と質問。その結果、66.5%が「具体的なプランは未定」と回答したという。
一方で、既にセカンドキャリアに入っている人のうち、キャリアチャレンジをしなかった人にその理由を尋ねると、53.0%が「特に理由はなく流れに任せた」と回答したことも明らかに。
同社は本結果を受けて「キャリアチャレンジの意向があっても、具体的な方法がわからなかったり、十分な情報やアドバイスを得られなかったりすることで、実際の行動を起こせずに流れに任せてしまい、その結果として不満を抱えたまま元のキャリアを続ける人が多くなる可能性が高いことがわかります」とコメントした。
まとめ
本調査結果からは、自らの意志で新たな挑戦や経験を積むキャリアチャレンジが、40〜60代のキャリア形成において重要な要素のひとつであることが示唆された。一方で、チャレンジする意向はありながらも具体的なプランがない人も多く、流れに身を任せた結果チャレンジしなかったというセカンドキャリア組も半数を超えている。
キャリアチャレンジ経験者は、仕事やキャリアのみならず、人生の様々な面で満足度が高い傾向にある。これからキャリアの転換期を迎える人は、より充実した人生を送るチャンスと捉え、具体的なプランを検討してみてはいかがだろうか。転職サービスやキャリア支援サービスの活用もひとつの手段となるだろう。