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会計ソフト導入率BtoB企業では7割超 導入時に比較を実施しなかった人が約2割に ワンズマインド調査

2024.07.30

株式会社ワンズマインド(本社:東京都新宿区、代表取締役:尾池徹哉)は、発注者と受注者を繋ぐビジネスマッチングサービス「比較ビズ」を利用するBtoB企業に「会計ソフト導入と税理士への依頼状況についてのアンケート」を実施した。アンケート結果の概要についてお伝えする。

調査概要

会計ソフト導入と税理士への依頼についてのアンケート
調査期間:2024年06月04日~2024年07月23日
調査機関:株式会社ワンズマインド
調査対象:「比較ビズ」に受注者として登録している企業
調査方法:「比較ビズ」の受注者管理画面を介したアンケート
有効回答:83件
回答者の属性:<業種>IT業 26社、コンサル業 15社、クリエイター 14社、士業 12社、建設業 6社、物流業 2社、印刷業 2社、その他 6社
出典元:比較ビズ(株式会社ワンズマインド)

導入率7割超 きっかけは「税理士からのおすすめ」

導入率7割超 きっかけは「税理士からのおすすめ」

本調査結果を見ると、会計ソフトの導入率は74.7%と多数を占めていることがわかる。回答者の税理士への依頼状況は56.7%と半数以上が税理士に依頼しているものの「すべて自社」も半数近くを占める43.4%であった。

「すべて自社」と回答した企業の会計ソフト導入率は77.8%で「すべて税理士」「一部税理士」と回答した企業の会計ソフト導入率は72.3%となっていることから、税理士への依頼有無は会計ソフトの導入状況に影響しないことがうかがえる。

また、会計ソフト導入のきっかけとしては「税理士からのおすすめ(38.7%)」がトップに。次いで「広告を見て(25.8%)」「知人からのおすすめ(12.9%)」が続く。専門家である税理士や既存ユーザーと思われる知人から勧められて導入する人が多いようだ。

導入の目的と重視したポイントは?「全く比較しなかった」も約2割

導入の目的と重視したポイントは?「全く比較しなかった」も約2割

本調査は続いて、会計ソフト導入の目的について質問。最も多く挙げられた回答は「会計業務の工数を削減するため(71.0%)」だった。

導入している会計ソフトは「弥生会計(45.2%)」「マネーフォワードクラウド会計(24.2%)」「freee会計(21.0%)」が上位にランクインし、多数を占める。会計ソフトを選ぶ際に重視したポイントは「導入費用(29.0%)」「実際の使用感(25.8%)」と分かれた一方で「全く比較しなかった」という回答が19.4%で3位にランクインした。

さらに本調査では、会計ソフトを導入していない人を対象にその理由を調査。その結果「費用が高いと感じる」「知識が不足している」が上位に挙げられた。

まとめ

本調査では導入時に重視するポイントや、導入していない理由の上位に「費用」が挙げられた。会計ソフト導入にはコスト面での負担を懸念する人が多いようだ。導入の目的として「会計業務の工数削減」がトップとなっており、業務効率化への費用対効果に納得できるかが、導入のひとつのキーとなっていることが推察される。

インボイス制度の開始や電子帳簿保存法の改正などで、経理担当者の業務負担は増加傾向にあり、多くの企業で会計ソフトが導入されている状況にも頷ける。

同社によれば、導入済の回答者からは「どのソフトも優秀で甲乙つけがたいと思いますので、是非お試しプラン等を有効活用して、 自社にあった会計ソフトに巡り合えることを祈念いたします」「使い勝手や画面の好みなど大きいと思います。 あとは入力時の反応の速度も長い間作業するとストレスに影響します」など、運用者に合うソフトの選定を勧める声が寄せられているという。

導入を検討する際は、専門家や既存ユーザーからのアドバイスや実際の使用感、費用負担などを踏まえた選定をお勧めする。