「マネーフォワード ケッサイ」と「Yoom」がAPI連携 さらなる業務の自動化に
マネーフォワード ケッサイ株式会社(以下、同社)は、2024年8月20日からハイパーオートメーションツール「Yoom 」との連携を開始したことを発表した。これにより、ユーザーは「Yoom」が連携している160種類以上の他社ツールと、企業間後払い決済・請求代行サービス「マネーフォワード ケッサイ」をつなぐことが可能となった。
DX人材の不足を受けて
「Yoom」はプログラミングの知識がなくても、ノーコードで他社のツールとつなぐことができ、DX人材が不足している企業でも導入しやすいことを特徴とするサービス。AI・API・RPA・OCRなどのさまざまな技術を組み合わせてデスクワークを自動化する。同社は、「Yoom」と連携することでユーザーの業務のさらなる自動化を促進し、より本質的な業務に集中できる環境づくりを支援していくとしている。
「マネーフォワード ケッサイ」は、企業の請求業務を代行するサービス。与信から督促までを代行する入金保証付きのプランと、請求書の発送・入金消込などコア業務のみを代行する請求代行プランが提供されている。今回のAPI連携によってユーザーは「Yoom」が連携しているCRMツールや表計算ソフト、チャットツールなどと「マネーフォワード ケッサイ」をつなぐことにより、与信審査に必要な顧客登録や審査結果の確認といった、企業間後払い決済にまつわる業務を自動化できるようになる。
※参考:Yoomとの連携可能なツール一覧
※参考:「マネーフォワード ケッサイ」サービスサイト
まとめ
独立行政法人情報処理推進機構が公表している「DX白書2023(※1)」では、日本において8割超の企業がDX人材が不足していると感じていることが報告されている。生産性向上や業務効率化のためにDX推進が必要ではあるものの、人材不足が要因となりDXが進められずにいる企業も少なくないだろう。
今回開始された両社のAPI連携によって、「マネーフォワード ケッサイ」のユーザーは、さまざまなツールとの連携が可能になるという。顧客管理をはじめ、コミュニケーションツールのさらなる活用や、分析、データの抽出などが効率化できれば、人材の面でもコア業務へのよい影響が期待できそうだ。
※1 出典: IPA DX白書2023(独立行政法人情報処理推進機構)