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自社の採用活動に満足していない中小企業が約半数 Cavitte調査

2024.12.13

沖縄県にて採用アウトソーシングサービスを提供する株式会社Cavitte(本社:沖縄県浦添市、代表取締役:粟国傑)が、採用活動を行っている中小企業の経営者を対象に「採用活動」に関する調査を実施した。本調査は、採用難度の上昇から求人難の深刻化が進んでいることや、リソース不足で採用活動が大きな負担となっている中小企業が多いとの考えから、中小企業における人材採用活動の実態を明らかにすべく実施されたものだ。

調査概要

調査期間:2024年11月20日~11月21日
調査方法:インターネット調査
調査対象:採用活動を行っている中小企業の経営者(20代~50代の男女)
調査人数:334名
モニター提供元:RCリサーチデータ
出典元:株式会社Cavitte

中小企業の多くが自社の採用活動に満足できず

中小企業の多くが自社の採用活動に満足できず

本調査ではまずはじめに「会社の採用担当者の人数」を尋ねており「2~3人(37.1%)」「1人(34.7%)」「専任の採用担当者はいない(14.7%)」が上位に並んだことが報告されている。8割以上の中小企業が、3人以下の採用担当者で取り組んでいることになる。

次の設問では「現在、自社の採用活動の結果に満足しているか」を尋ねている。その結果「満足していない(35.6%)」「全く満足していない(13.2%)」との回答から、採用活動をしている中小企業の約半数が、自社の採用活動の結果に満足していないことがわかった。

中小企業の採用における主な課題と負担感

中小企業の採用における主な課題と負担感

続いて本調査では、自社の採用活動の結果に満足していない回答者を対象に「自社が採用活動で直面している課題は何か」を尋ねた。その結果、上位の回答には「求人応募者数が少ない(72.4%)」「応募者の質が低い(53.4%)」が並んだという。

また、同対象者に「採用活動の業務は負担が大きいと思うか」を尋ねる設問では「負担が大きい(49.7%)」との回答が最も多くなっている。「とても負担が大きい(22.7%)」との回答を合わせると、採用活動の業務は負担が大きいと感じている企業が7割以上に及ぶことがわかる。

なお、採用活動において最も業務の負担が大きいと感じることとしては「面接・選考の実施(56.8%)」「応募者管理(応募受付、書類選考など)(45.8%)」「求人広告作成・出稿(39.8%)」が上位に挙げられている。

さらに、採用活動の業務は負担が大きいと感じる主な理由について「採用活動に割ける時間が不足しているため(53.4%)」「採用に必要なスキルやノウハウが不足しているため(50.0%)」との回答が多く寄せられたことがわかった。

まとめ

中小企業における採用活動の負担感の大きさや、満足度の低さが明らかになった。中小企業においては採用担当者の人数も少なく、中には専任の担当者がいない企業も。必然的に業務負荷が大きくなり、使える時間や身につけられるスキルやノウハウは不足しがちとなっているようだ。

採用活動に十分なリソースが割けないことで、応募者の減少や質の低下、採用後のミスマッチを招く可能性も考えられる。それらも満足度を低下させる一因ではないだろうか。改めて自社の採用体制を見直すとともに、今後の取り組みについて検討する機会としていただきたい。