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社会人1年目が無駄と感じる仕事時間「朝礼」がトップ シチズン調査

2024.12.16

シチズン時計株式会社(本社:東京都西東京市、社長:佐藤敏彦)は、全国の2024年春入社の新入社員400人を対象に「社会人1年目の仕事と時間意識」調査を実施。コロナ禍の影響を大きく受けて大学生活を過ごした今年の新入社員が、仕事に対してどのような価値観を持っているのかを「時間」という切り口から明らかにした。

調査概要

期間:2024年10月11日~10月21日
方法:インターネットによる調査(インターネット調査会社を通じてサンプリング・集計)
対象:全国の2024年春入社の社会人(正社員)
サンプル数400人
[性別]男性200人、女性200人
[最終学歴]4年制大学373人、大学院・修士27人
出典元:「社会人1年目の仕事と時間意識」調査(シチズン時計株式会社)
※文中・表内の百分率(パーセント)の数値は、小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある

会社で過ごす時間について 無駄を感じるのは「朝礼」

会社で過ごす時間について 無駄を感じるのは「朝礼」

本調査ではまずはじめに、会社で過ごす時間の中で「好きな時間」と「苦手な時間」について質問。その結果、会社で過ごす時間で最も好きなのは「同僚・上司との雑談(37.3%)」で、逆に苦手なのは「電話応対(37.0%)」であることが明らかになった。

続いて「無駄だ」と感じる仕事時間を尋ねる項目では 「朝礼(23.5%)」がトップに挙げられている。以下「コピー・ファックス(13.8%)」「業務報告書作成(12.8%)」が続いた。

また、1日の勤務時間(残業を除く)のうち、集中して仕事ができる時間について「4時間以上」が7割近く(67.9%)の回答を占めたことも報告された。

本調査ではさらに、仕事に関するさまざまな時間について「仕事のパフォーマンスを最大化するために、時間を自由に決められるとしたら、 あなたの「理想の時間」はどのくらいですか?」と質問。最多の回答について下記の通り報告している。

通勤時間:15分(27.3%)
勤務時間 :8時間(40.5%)
休憩時間 :1時間(64.3%)
会議時間 :30分(28.8%)
睡眠時間 :7時間(38.3%)

職場への馴染み度合い 飲み会への価値観

職場への馴染み度合い 飲み会への価値観

本調査では続いて、勤め始めてどのくらい経った時に職場に慣れてきたと感じたか質問。「約3カ月(21.5%)」との回答が最も多く、3カ月以内の回答が6割以上を占めるという。一方で、5人に1人は半年以上経っても「まだ慣れない」と感じていることも報告された。

また、勤め始めてからどのくらいまで、職場で失敗しても新入社員を理由に大目に見てもらえたかを尋ねる項目では半数近く(46.3%)が「いまだに新入社員扱い」で、失敗も大目に見てもらっている状況にあることがわかった。

終業後の上司や先輩との飲み会については、月に「1回(31.5%)」との回答が最多に。理想の飲み会頻度も「月1回(40.3%)」との回答が最も多いという。また、1回の飲み会の時間は「2時間(31.0%)」との回答が最も多く、ちょうどよいと感じる飲み会の時間についても「2時間(42.0%)」が最多であった。

まとめ

本調査結果を見ると「朝礼」に対して無駄を感じている新入社員が約4人に1人に及んでいることがわかる。働き方の多様化が進む中で、朝礼の在り方を見直す必要があるのかもしれない。また、同項目で2位・3位にランクインした「コピー・ファックス」「業務報告書作成」については、効率化が進められていないことも考えられる。

新入社員が無駄を感じていたり苦手だとする業務について見直しを図ることで、定着率の向上や採用力の強化といった効果を得られる可能性がありそうだ。本調査結果も参考にしながら、自社の業務について改めて見直してみてはいかがだろうか。