職場の忘年会への参加について前向きな従業員の割合が約2割増 プラス調査
プラス株式会社ファニチャーカンパニー(東京都渋谷区)は「職場の居心地WEB調査」と題し、様々な調査を実施している。今回は、デスクワークが中心の、オフィスワークとリモートワークの両方を行っている日本全国のハイブリットワーカーを対象に「忘年会」について調査を行った。
調査概要
方法:インターネット調査
回収日: 2024年12月4日
対象:デスクワークが中心の、オフィスワークとリモートワークの両方を行っている日本全国のハイブリットワーカー
サンプル数:500人
出典元:【職場の居心地WEB調査】第20回【今年の忘年会、あなたはどうする?】(プラス株式会社ファニチャーカンパニー)
忘年会実施率は昨年比18.6%増 参加意欲は19.2%増
本調査ではまずはじめに「あなたの職場では、今年の忘年会はどのように実施されますか?」と質問。「実施されない」「未定/わからない」を選択した場合は他の項目を選べなくなる複数回答形式で質問しており、79%が職場の誰かと忘年会を行う予定があるという結果となったことが報告されている。前年の同調査の結果(60.4%)と比較すると18.6ポイントの上昇だという。
次に本調査では、職場の忘年会への参加意欲を尋ねている。その結果「参加したい」「どちらかというと参加したい」と回答した人は64.8%で、「参加したくない」「どちらかというと参加したくない」と回答した人は35.2%という回答割合になったという。前年実施した同じ質問に対する回答との比較では「参加したい」と回答した人が19.2%増加している。
忘年会が職場のチームワークに影響?参加決定の要因が明らかに
本調査は続いて「職場のチームワークや文化に対する忘年会の影響度」について質問。半数以上となる62%が「とても影響がある」「ある程度影響がある」と回答したことを報告している。
さらに「忘年会に参加するかどうかを決める要因」については「開催場所がアクセスしやすいか(42.4%)」「上司や親しい同僚が参加するかどうか(36.4%)」「料理や飲み物が好みのモノかどうか(33.2%)」「参加費用が無料または会社や上司が一部負担してくれるか(32.0%)」が上位に挙げられたという。
まとめ
本調査結果を見ると、職場での忘年会について実施率・参加意欲ともに上昇傾向にあることがわかる。コロナ禍の制約から徐々に解放される中で、リアルなコミュニケーションを重視する人が増えているとも考えられる。
一方で「参加したくない」と考える人も一定数いることは見逃せない。忘・新年会の開催においては、強制的な参加や飲酒の強要など、さまざまなハラスメントが発生しないよう注意も必要だろう。今後、自社で開催を予定しているのであれば、改めて開催内容や形式を見直す機会としていただきたい。