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人事担当者のキャリア自律への関心「高くなっている」が半数超え 学情調査

2025.02.05

株式会社学情(本社:東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に「キャリアの自律」に関して調査を実施。社員や入社希望者の「キャリアの自律」への関心や対応策の実施状況などを明らかにした。

調査概要

調査期間:2025年1月10日~2025年1月23日
調査機関:株式会社学情
調査対象:企業・団体の人事担当者
有効回答数:461件
調査方法:Web上でのアンケート調査
出典元:「キャリアの自律」に関する企業調査(2025年2月)(株式会社学情)
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある

「キャリアの自律」への関心「高くなっていると感じる」が半数超え

「キャリアの自律」への関心「高くなっていると感じる」が半数超え

本調査結果を見ると、社員や入社希望者の「キャリアの自律」への関心について「関心が高くなっていると感じる(12.6%)」「どちらかと言えば関心が高くなっていると感じる(37.7%)」との回答が寄せられており、半数以上の人事担当者が「キャリアの自律への関心が高くなっている」と感じていることがわかる。

さらに「キャリアの自律」への関心が高い世代については「20代(75.9%)」との回答が最も多く、次いで「30代(21.1%)」が続いたという。若い世代を中心にキャリア自律への関心が高まっているようだ。

関心の高まりを受けて約7割が対応を実施・検討

関心の高まりを受けて約7割が対応を実施・検討

次に本調査では「キャリアの自律」への関心が高くなっていることを受け、対応または対応を検討していることがあるか質問。「対応していることがある(27.2%)」「対応を検討していることがある(42.7%)」を合わせると、約7割の人事担当者が何らかの対応を実施・検討していることが明らかになった。

具体的な対応としては「研修機会の拡充(61.1%)」「人事評価制度の変更(47.5%)」「1on1などコミュニケーションの機会の拡充(42.6%)」が上位に挙げられたという。同社によると、実際に取り組んだこととして「キャリアロードマップを策定する研修を導入した」「評価制度を見直した」「キャリアに関する1on1をしている」「社内公募制度を導入し、働き手自身が希望の仕事・ポジションに応募できる制度を導入した」「海外留学制度・国内留学制度を導入した」といった声が寄せられたことを報告している。

まとめ

主体的なキャリア形成の重要性が高まっており、若い世代を中心に関心を寄せる人が増えている実態が明らかになった。キャリア自律の促進は社員のみならず、組織にもさまざまなメリットをもたらすと考えられており、生産性やエンゲージメントの向上が期待される。組織の長期的かつ持続的な成長のためにも、社員のキャリア自律を積極的に促進していく必要があるだろう。

本調査でも約7割の人事担当者が何らかの対応を実施・検討していることが明らかになっている。調査結果も参考に、現状の見直しや今後の取り組みに向けた検討を進める機会としてみてはいかがだろうか。