上司からの「令和だね」は皮肉だと思う…48% JobQ Town調査

パーソルキャリア株式会社の、キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ Town」は、運営する”はたらく個人のリアルな本音”を拾い上げる『ココだけの本音』において、3月に注目を集めたトピックをまとめ、紹介した。
調査概要
調査対象者:現在職を持つJobQ Town登録者
調査条件:全国/男女/20〜50代
調査期間:2025年3月3日〜3月31日
総投稿数:205件
調査方法:インターネット調査
出典元:『ココだけの本音』 3月の社会人のリアルを調査しました(パーソルキャリア株式会社)
3月に注目を集めた「社会人の本音」は?

本レポートで最初に紹介されたトピックは、花粉症が休む理由になるかどうか。重症度によっては仕事に影響するケースもあり、66.7%が「花粉症は休む理由になる」と回答したという。一方で33.3%は「ならない派」であることも判明し、理解を得られない人も一定数存在しているようだ。
続いて紹介されたのは、上司からの「令和だね」というコメントへの感じ方。「皮肉だと思う派(48.0%)」と「皮肉だと思わない派(52.0%)」とで、賛否が分かれたという。年代別の分析を見ると「皮肉だと思う派」の最多は「20代(83.3%)」で「皮肉だと思わない派」の最多は「40代(70.0%)」となっている。上司世代にとっての何気ない一言を、若手は「皮肉だ」と感じている様子がうかがえる。
さらに本レポートでは、グレー行為に対する価値観のトピックが紹介された。過剰な接待や退職勧奨、サクラを使った販促活動など、明確に違法とは言えないものの、適切とも言えない、いわゆるグレー行為。上司から指示された場合の対応について「実行する派(28.8%)」「断る派(71.2%)」との回答が寄せられたという。断る人が多い一方で、いい行為ではないとわかっていても、指示に従ってしまう人が0ではないことが明らかになった。
まとめ
匿名相談サービスだからこそ言える本音。3月は「花粉症」「令和への皮肉」「グレー行為」に対する本音を問うトピックに注目が集まった。どのトピックについても、それぞれに賛同派・否定派が存在しており、多様な価値観が示されている。
誰もが働きやすい環境を整備していくためには、まず働く人の価値観を知ることが重要だ。本音が言える社風や場を作る必要があるだろう。また、社内制度やガイドラインの策定においては、偏った価値観で判断することがないよう注意を払いたいものだ。
加えて、様々な価値観を持つ人がいることを理解した上で、相互理解が進むような取り組みも肝要となりそうだ。本調査結果も参考に、社内での取り組みを検討してみてはいかがだろうか。