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20代求職者が上司に求める指導タイプ「伴走型」がトップ ジェイック調査

2025.04.10

株式会社ジェイックが運営するフリーター・既卒・第二新卒向けの就職支援サービス「ジェイック 就職カレッジ®」は「ジェイック 就職カレッジ®」に登録する20代の求職者に対して実施した「上司に求める指導タイプ」に関するアンケート結果を発表した。

調査概要

調査名称:「上司に求める指導タイプ」についてのアンケート調査
調査対象:同社サービスに登録した20代求職者
調査機関:株式会社ジェイック調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2024年12月5日~2025年3月8日
回答者数:145名
出典元:【調査】20代求職者に「上司に求める指導タイプ」を調査(株式会社ジェイック)

上司に求める指導タイプ「伴走型」がトップ

上司に求める指導タイプ「伴走型」がトップ

本調査ではまずはじめに「上司に求める指導タイプとして、もっともあてはまるものをひとつ選択してください」と質問。「伴走型(課題の解決方法を一緒に考え、具体的なアドバイスを提供する):44.8%」「教示型(業務の進め方や具体的な手順を細かく指導する):42.8%」との回答が多く挙げられたという。

さらに「委任型(「君に任せる」「まずやってみよう」と自主性を重んじる)」と「模範型(行動で示し、「見て学んで」と背中で学ばせる)」はともに6.2%と、低い割合であったことも判明した。

また「入社1年間で、会社に実施してほしいサポートを2つ選択してください」と尋ねる項目では「同じ部署の先輩に相談できる場の提供(ブラザー・シスター制度等):62.8%」が最も多く挙げられている。次いで「上司に定期的に相談できる場の提供(1on1制度等):47.6%」「同期や同僚との交流機会の提供(新入社員研修や社内イベント等):37.9%」「相談窓口の設置(社内カウンセリング窓口、第三者機関の相談窓口等):33.8%」が続いた。

今回の調査結果について、同社取締役の近藤氏は、30代~50代の管理職層が受けてきた育成方法と、今求められている育成方法にギャップがあると指摘。今回上位に挙げられた「伴走型」と「教示型」を活かした育成を行う上で、管理職層が適切なプロセスを習得することが重要だと提言した。

まとめ

今の管理職層が若手だった頃に一般的だった「委任型」や「模倣型」を求める声は少なく、20代求職者の多くが「共に考えてほしい」「細かく指導してほしい」と考えていることが明らかになった。

自身が受けてきた指導と異なる方法を求められ、マネジメントに課題を抱えている管理職も多いのではないだろうか。人事担当者は若手の育成を管理職に任せっきりにせず、管理職層に対する研修やフォローアップ体制を整備していくことにも注力すべきだろう。

また、入社1年間で求めるサポートとして「同じ部署の先輩に相談できる場の提供」が最も多く挙げられていることから、部署全体での関わりが持てるような環境整備に取り組んでいくことの重要性も示唆されている。ぜひ参考にしていただきたい。