「スキマ平日」働く人が約8割!働く場所は多様化 GOOD PLACE調査

株式会社GOOD PLACE(旧株式会社コスモスモア、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:枝廣寿雄)は、月に1回以上リモートワークをする一都三県在住20~60代の会社員560名を対象に「スキマ平日と働く場に関する調査」を実施。2025年のゴールデンウィークには、祝日と土日休みの合間にあたる「スキマ平日」が3回発生することから、連休に挟まれた平日の過ごし方を調査した。
調査概要
調査内容:スキマ平日と働く場に関する調査
調査期間:2025年4月14日~4月15日
調査対象:月に1回以上リモートワークで働いている一都三県在住20~60代の会社員560名
調査手法:インターネット調査
出典元:【調査リリース】「スキマ平日と働く場に関する調査」結果発表(株式会社GOOD PLACE)
「スキマ平日」は約8割が「働く」と回答 その働き方は?

本調査では祝日と土日休みに挟まれた「スキマ平日」の過ごし方について質問。「働く」と回答した人が全体の79.5%と、圧倒的多数となったことが報告された。一方で、22.7%は有給休暇や半日休暇を取得し「連休化」する工夫をしていることも明らかになった。
同社が中でも注目すべき点として挙げたのが「働く」と答えた人の約7割がリモートワークを活用した働き方をしていることだ。自宅や会社提携のオフィスだけでなく「好きな場所で仕事をする」人も1割を超えたことから、場所に縛られない働き方が浸透していると分析している。
また「スキマ平日」に働く理由としては「締切のある業務があるから(36.0%)」「特に休暇を取る予定や計画がないから(33.0%)」が上位に挙げられたという。意欲的に勤務しているというより、業務上の都合や予定に合わせて働くことを選択している人が多いようだ。一方で「休暇後の業務量増加を避けるため(20.2%)」「取引先や同僚不在で集中して作業できるから(20.0%)」といった回答も一定数みられており「スキマ平日」を効率的に働けるチャンスと捉えている人も少なくないと考えられる。
働く場所の多様化が加速「他社オフィス」「宿泊先」「旅先」という回答も

続いて本調査では、実際に働いたことのある場所とその頻度について質問。その結果、最も働くことが多い場所としては「自社オフィス(37.9%)」「自宅(27.1%)」が上位に。
一方で「働いたことがある場所」という点だけで見れば「他社オフィス(45.2%)」「ホテルなどの宿泊先(48.8%)」「カフェや飲食店などの外部スペース(43.2%)」との回答も多く、自社オフィス・自宅外での勤務も多くの人が経験しているようだ。
また同社は「自社オフィス」「自宅」に次いで「ホテルなどの宿泊先」で働いた経験がある人が多いことと「ホテル以外の旅先」で働いたことがある人が34.3%いることから、旅先で働く「ワーケーション」が世の中に浸透してきていると分析した。
さらに「電車や新幹線などの公共交通機関(38.7%)」「自家用車などの交通機関(30.5%)」といった回答もあり、移動中の空間も柔軟な働き方を支えるワークスペースとして利用されつつある様子がみられた。
まとめ
間に3回の平日が挟まれている2025年のゴールデンウィーク。仕事をして過ごす人も少なくないようだ。意欲的に働く人ばかりではなさそうだが、中には「スキマ平日」だからこそ効率的に働けると考えているとの声もみられた。
本調査では働く場所の多様化が進んでいることも明らかになっており、柔軟に選択できる環境を提供することで、従業員の「働きやすさ」が高まるとも考えられる。より多様な働き方の実現は、人材獲得にも効果的だろう。改めて自社での働き方について見直す機会としてみてはいかがだろうか。