初任給の使い方「親や家族へのプレゼント」1位 ジェイック調査
企業向けの教育研修事業と採用支援事業を展開する株式会社ジェイックは、提供する新入社員研修の受講者に対するアンケートで「初任給の使い方」について調査した。
調査概要
調査名称:新入社員研修アンケート
調査対象:株式会社ジェイックが提供する新入社員研修の受講者
調査機関:株式会社ジェイック調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2026年4月3日~4月10日
回答者数:247名
出典元:2026年度の新入社員に「初任給の使い方」を調査(株式会社ジェイック)
生活費以外の使い方「親や家族へのプレゼント」が7割超
本調査ではまずはじめに「生活費以外で、初任給をどのように使いたいですか? 現時点であてはまるものをすべて選択してください」と質問。回答の上位には「親や家族へのプレゼント(74.9%)」「趣味(47.8%)」「貯蓄(40.5%)」「自分へのプレゼント(37.7%)」などが挙げられた。
同社は昨年度の「2025年度の新入社員に『初任給の使い方』を調査」と比較しても「親や家族へのプレゼント」が、引き続き高い水準にあることを報告している。
初任給の額は企業選択の基準になる一方で継続性に懸念の声も
続いて「入社を決める際、初任給の額(提示された給与水準)はどの程度影響しましたか?」と質問。その結果「決め手になった」と回答した人は「大きな決め手になった(13.8%)」と「決め手のひとつになった(52.6%)」を合わせ、66.4%だったことがわかった。
また「初任給が引き上げられている昨今の傾向について、新入社員としてのあなたの心境に最も近いものはどれですか? もっともあてはまるものをひとつ選択してください」との質問には「モチベーションが上がる(素直にうれしい、やる気が出る)」と回答する人が65.6%と、突出して高い割合を示した。
一方で、2番目に多かったのは「今後の昇給が不安(初任給だけではないか、継続性を懸念)」の14.6%という結果に。初任給の引き上げが「長期的な安心感」につながっていない実態が明らかになった。
まとめ
新入社員にとって初任給は「自分のために使うお金」であると同時に、「関係性や価値観を表すお金」になっていることがうかがえる調査結果であった。
さらに、初任給は単なる「使い道」だけでなく「企業選択の基準」としての重要性も高いことが改めて示唆されている。一方で、初任給の高さだけでは長期的な安心感にはつながっていないことも判明した。
こうした調査結果を受けて、初任給を「採用の入口」としてだけでなく「企業への信頼形成の起点」として設計する必要がありそうだ。給与水準の提示に加え、その後の昇給モデルや評価基準、成長に応じた報酬の上がり方を具体的に示せるよう検討したい。












