働く人全世代が「仕事選び」で給与・賞与を最重視 LASSIC調査
株式会社LASSICは、運営するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」にて、リモートワーク経験のあるワーキングパーソン1005名を対象に「仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由に関する調査」を実施した。
リモートワーク重視は現在の出社形態により35.9pt差
続いて本調査では、仕事選びで重視する条件を出社形態別に分析。その結果「リモートワークの可否・頻度」は「フルリモート勤務者:56.6%」「ハイブリッド勤務者:48.0%」「フル出社者:20.7%」という割合に。フルリモート勤務者とフル出社者の差は35.9ptとなり、フルリモート勤務者の重視率は、フル出社者の約2.7倍にも及ぶことが明らかになった。
一方で「給与・賞与の水準」の重視率は「フルリモート勤務者:59.6%」「ハイブリッド勤務者:67.0%」「フル出社者:71.9%」と、すべての勤務形態で高い割合が示された。フルリモート勤務者と、フル出社者の差は12.3ptにとどまっている。
「勤務地・通勤時間」についても同様の分布がみられており、「フルリモート勤務者:41.6%」「ハイブリッド勤務者:54.0%」「フル出社者:60.8%」となっている。
若年層は「リモートワーク」「副業」を重視傾向
次に本調査では、年代別の分析を実施。給与・賞与の水準は50代でピークを示し、リモートワーク関連の項目は若年層で高い傾向が確認された。なお、60代の有効回答数は95と、他年代に比べてサンプル数が少ない点に、留意したい。「50代:75.7%」と「20代:61.4%」とでは、14.3ptの差がみられた。
また「リモートワークの可否・頻度」の重視率は「20代:43.5%」が最も高く、他の年代は「30代:37.6%」「40代:42.2%」「50代:35.3%」「60代:29.5%」となっている。
「副業・兼業の許可」も若年層で高い分布がみられ「20代:15.2%」「30代:11.2%」「40代:10.0%」「50代:7.4%」「60代:6.3%」となった。
なお「育児・介護との両立支援」は「40代:17.7%」が最も高く、男女別では「男性:8.3%」よりも女性:19.5%」が高い割合を示した。「給与・賞与の水準」「リモートワークの可否・頻度」ではどちらも約1pt差となっている。
まとめ
本調査では、仕事選びにおいて「給与・賞与の水準」が最も重視されており、勤務形態や年代を問わず高い割合を示した。
一方、若年層では「リモートワーク」や「副業・兼業の許可」への関心が高く、40代では育児・介護との両立支援を重視する割合が目立つなど、世代ごとに求める働き方の違いも明らかになった。
賃金水準の見直しだけでなく、多様な働き方を前提とした制度設計が求められているといえるだろう。リモートワーク制度の最適化や柔軟な勤務体系、副業制度の整備に加え、ライフステージに応じた支援策を拡充するなどが、採用力や定着率の向上につなげたい。












