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中堅社員の3人に1人「意欲低下」、ベテランは「再燃」傾向 オンワード樫山

2026.05.13

株式会社オンワード樫山(本社:東京都中央区 代表取締役社長:保元道宣)のマーケティンググループが「社会人経験年数による仕事・服装への意識調査」を実施。現在就業中の正社員・契約社員468名に、社会人経験年数によって「仕事への意識・服装への意識」がどのように変化するかを調査し、回答者を社会人歴に応じて3グループに分類し、比較分析を行った。

調査概要

調査主体:オンワード樫山 マーケティンググループ
調査方法:インターネットアンケート
調査システム:Knowns
調査対象:全国の社会人(パート・アルバイトは除く正社員または契約社員) 468名
調査期間:2026年4月10日
出典元:「社会人経験年数による仕事・服装への意識調査」(株式会社オンワード樫山)

仕事へのモチベーション平均点は若手が最高、中堅が最も低い

仕事へのモチベーション平均点は若手が最高、中堅が最も低い

本調査結果によると、仕事へのモチベーションは若手が最も高く、中堅で低下、ベテランで再燃する傾向にあった。同社は9年~19年目のモチベーション低下について「昇進・昇給の停滞感や、仕事への慣れによる刺激の減少と重なりやすい時期」と推察している。

続いて、どのように認められることがモチベーションにつながるかをたずねた項目では、世代を問わず「給与・評価への反映」が圧倒的1位となった。

仕事の位置づけについては、その割合はやや異なるものの、すべての世代において「大切だが、プライベートと同等」と「プライベートのための手段」がほぼ同割合を示したことが判明。しかし9年目以降は「プライベートのための手段」と捉える層が増え、若手ほど仕事を人生の中心・最も重要なものと捉えていることがわかった。

職場の「ドレスコード」若手には不明確

職場の「ドレスコード」若手には不明確

さらに、服装と仕事意識について調査。職場での「オフィスカジュアル」の服装基準について、1年~8年目は「何となくの雰囲気はあるが明確ではない」と回答する人が多い。その一方で、20年目以上は「明確なルール・規定がある」「特にルールはなく完全に自由」との回答が「何となくの雰囲気はあるが明確ではない」と同程度の割合を示した。

同社はこうした結果を受けて、「若手が職場の服装ルールを『曖昧』と感じるのは、実際に服装基準がないからではなく、職場の暗黙のルールをまだ習得できていない段階にあるため」と推察している。

また、服装選びの軸として若手は「周囲やルール」といった他者基準を重視。一方、ベテランは「快適さや自分らしさ」といった自己基準へとシフトしており、年齢とともにその変化が表れていることが明らかになった。

まとめ

従業員のモチベーションは一様ではなく、特に中堅層で低下しやすい“キャリアの谷”が存在することが明らかとなった。一方で、ベテラン層では再び意欲が高まる傾向があり、各フェーズに応じたマネジメントの重要性が示唆された。

”キャリアの谷”にある中堅層のモチベーションの維持・向上のためには、評価・報酬設計や役割再定義、成長機会の提供が重要といえる。昇進・昇給はもちろん、スキルの拡張や新たな挑戦機会を設けることが、停滞感の解消につながる可能性が期待できる。若手に対しては暗黙知に依存しないルールの明確化やオンボーディング強化が、早期の適応とエンゲージメント向上に寄与すると考えられる。

年次や経験に応じた「画一的でない人材マネジメント」を実現し、各層のモチベーション変化を前提とした制度設計を心がけたい。