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副業解禁の現代、企業と従業員はどの様に取り組むべきか

2019.04.17
森本 竜治(もりもと りゅうじ)

 働き方関連法案の施行により、各企業で生産性の向上が叫ばれています。しかし、ITツールの導入で業務時間を減らすことは実現できたとしても、空いた時間をどのように有効活用するかはあまり議論されていません。

 残業がなくなった社員に求めることは、新しい取り組みやスキルアップのために、空いた時間を使って欲しいというのが本音ではないでしょうか。そのための取り組みの一つが副業であると考えています。

 今回は、最近注目が高まっている”副業”のメリットやデメリットの話を中心に、企業と従業員の関わり方についてお話したいと思います。

なぜ今副業を検討すべきか

 どの会社でも業務改善や生産性向上に取り組んでいるかと思います。RPAの導入で事務作業を半分の時間できるようになったという話もよく聞きます。私の知り合いもRPAの導入で随分仕事が楽になったと言っていました。

 しかし、「空いた時間に何をしたらいいかわからなくなった」とボヤいてもいました。

 業務の効率化については活発に議論されているものの、空いた時間を有効に活用する方法については、あまり議論されていないのではないでしょうか。せっかくITツールを導入して業務を効率化しても、肝心の空いた時間を無駄にしていたのでは本末転倒であると言えます。空いた時間を社員のスキルアップに当てるなど、有効活用することができれば、会社にとっても社員にとっても非常にメリットになります。

 私の周りでは、残業ができなくなって収入が減ったので副業を始めたという方も何人かいます。実際、株式会社 Catch the webの副業に対するアンケート結果では、9割の人が副業に興味があると回答しています。

出典:株式会社 Catch the We「副業解禁から1年、日本の正社員における副業の実態を調査」
出典:株式会社 Catch the We「副業解禁から1年、日本の正社員における副業の実態を調査」

 
 従業員の満足度向上の観点からもきちんと副業のメリットとデメリットについて検討する必要があるのではないでしょうか。
 

副業をすることの意外なメリットとは

出展:パーソル総合研究所、副業実態・意識調査結果【企業編】
出展:パーソル総合研究所、副業実態・意識調査結果【企業編】

 2018年10月にパーソル総合研究所(東京都港区)が企業の人事担当者に対して副業についての実態や意識を調査したところ意外な結果が出ました。

 会社が把握している副業者が5人以上いる企業の人事159人のアンケートで、「優秀な人材の定着」について効果があったと回答したのが50.9%、効果の実感なしの回答15.1%を大きく上回っています。他にも社員スキルの向上、モチベーシ...

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