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制約をバネに前進していこう

今月は、私が去年の一年間に読んだ中で一番魅力的だと思った本について話そう。Kindle ライブラリによると、私が去年読んだ本の数は65冊。一週間に1冊ちょっとの割合だ。その中で一番気に入ったのが、「A Beautiful Constraint」(制約、この素敵なもの)だった。altMBA[リーダー層向けの集中型オンラインワークショップ]の人たちがクラスの前に読むよう勧めてくれた本で、もう大好きになってしまった。

人は、制約を限界という意味に捉えがちだ。制約は、私たちの生活や仕事にとてもネガティブな影響を与えるものなのだと。

これを読まれている方はTOC(Theory of Constraint、「制約条件の理論」)のことを聞いたことがあるかもしれない。私が今言っているのは、TOCのことではない。TOCでは、何がチームの機能を邪魔しているのか、最も弱い部分は何なのかを分析する。TOCでは、あなたの最も弱い部分が、全体の強さを決定づけると考えられている。その弱い部分を強化したら次の弱点に移行して、問題をひとつひとつ解決していく。私が今お話ししようとしているのはそれではない。

お話ししたいのは、インスピレーションの中核として、制約を有益に活用する方法だ。制約がどう有益となるかを説明する興味深いストーリーとして、任天堂のマリオのキャラクター開発が挙げられる。宮本茂は、ファミコンコンソールの少ないピクセル数の中でゲームのメインキャラクターを作成する、という困難な課題に直面した。このため彼は、キャラクターが腕を体から離すことができるよう、服をオーバーオール風にした。口のように...

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