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新卒採用媒体5選! メリットを活かした活用方法とは?

2022.04.19
オフィスのミカタ編集部

新卒採用に際してまず検討するのは、自社の求人情報を不特定多数の人に発信することができる「新卒採用媒体」の活用だろう。一口に新卒採用媒体と言っても、種類が多い上にそれぞれの特徴も異なるため、選定に迷う担当者もいるのではないだろうか。本記事では、おすすめしたい代表的な新卒採用媒体と注目度が高まっている採用媒体5選を紹介する。新卒採用媒体の活用を検討中の担当者の方は参考にしてほしい。

目次

●新卒採用とは
●代表的な2つの総合型新卒採用媒体を紹介
●注目の新卒採用媒体、厳選3選を紹介
●新卒採用媒体活用のメリット・デメリット
●まとめ

新卒採用媒体とは

多くの企業が新卒採用で利用する、新卒採用媒体。まずは、新卒採用媒体の概要を解説しよう。

求人媒体とは
新卒採用媒体は、企業の求人情報を掲載し希望者からの応募を集める「求人媒体」に括られる。求人媒体の代表的なものは、以下の通りだ。

・求人サイト
・ハローワーク
・新聞折り込みチラシ
・人材紹介
・人材派遣

以前は、新聞折込チラシに代表される紙を介した求人媒体が主流だったが、インターネットの普及に伴い近年では求人サイトのようなWeb上の求人媒体が主流になっている。

新卒採用を取り扱える、求人媒体の主な種類
<Web媒体>
いわゆる「求人サイト」と呼ばれているWeb媒体は、新卒採用は勿論のこと、中途・アルバイト・パートなどの、採用したいターゲットに応じて、さまざまなサイトがある。Web媒体は、自社採用サイトとリンクさせ求人を出すことが可能なものや、スカウトメールを活用するなどしてターゲットにアプローチできるといった、さまざまな採用手法を取っているものがある。このような機能を利用することで、スピード感を持って採用業務を進めることや、閲覧数や応募者などを可視化しやすくなるなど、採用業務の効率化に役立てることも可能だ。

<紙媒体>
紙媒体は、求人フリーペーパーや新聞の折り込みチラシなどが挙げられる。フリーペーパーは、駅やコンビニエンスストアなど生活に身近な場所で無料配布されていることが多く、地域密着型採用に適した媒体と言える。折り込みチラシは、特定のエリアの新聞購読世帯に配布されるため、購読者の多い主婦やシニア層の求人に適している。

代表的な2つの総合型新卒採用媒体を紹介

代表的な総合型の新卒求人媒体には大手ナビサイトの「マイナビ」、「リクナビ」などがある。用途を問わず使用できるため、まず総合型媒体の検討をしてみるのがよいだろう。

マイナビ
株式会社マイナビが運営する新卒採用サイト「マイナビ」は、新卒採用以外にもパート・アルバイト・転職などあらゆる求人を取り扱うサイトを持つ大手媒体だ。豊富な企業の登録数を持ち、幅広く求人情報を届けることができる。学生・企業アンケートによる採用状況の最新情報の提供や、専任スタッフによる充実の操作サポートを受けることも可能だ。また、学生の志望度を高めるパンフレットや動画などのツール作成や、DMの発送代行などのサービスも展開しており、採用業務に役立つだろう。費用は利用するパッケージにより異なるため、公式サイトを確認して見積を依頼するのがよいだろう。

参考:『マイナビ公式サイト』

リクナビ
リクルートが運営する「リクナビ」もマイナビ同様、認知度の高い大手新卒採用媒体だ。大手から中小までの企業や、学生の登録者数も多いため、人材が集まりやすいことが魅力だろう。採用方式は、サイトに求人広告を掲載する「広告掲載型」や、エージェントを活用できる「人材紹介型」などがある。こちらもマイナビ同様、利用したいパッケージにより費用が異なるため、公式サイトを確認の上見積を取得するのがよいだろう。

参考:『リクナビ公式サイト』

注目の新卒採用媒体3選を紹介

先に紹介した大手総合新卒採用媒体のほかにも、注目すべき新卒採用媒体がある。ここでは3つの媒体を厳選し紹介する。

キャリアチケット
レバレジーズ株式会社が運営する「キャリアチケット」は、新卒紹介エージェントサービスの一つ。学生との面談を平均3.6回行い(2020年同社実績による)、適正を見極めたうえで紹介を行うことで、企業の求める人材に対しマッチ度の高い学生で母集団形成ができることが特徴だ。独自の学生リストを構築し、就活生の4人に1人が登録していると言う。初期費用は無料で、内定承諾が成立した時点で成功報酬を支払うという料金形態を採用しているのも大きな特徴だ。内定承諾率が80%を超える企業もあり、注目度の高い新卒採用媒体だ。サービス利用料金は、公式サイトから利用料金表をダウンロードすることができるため、チェックしてはいかがだろうか。

参考:『キャリアチケット公式サイト』

paiza 新卒
paiza株式会社が運営する「paiza新卒」は、登録時に必須となるプログラミングの独自テストにより、サイトに登録する学生の能力を可視化・スクリーニングできる、IT・Webエンジニアに特化した新卒採用サイトだ。業界最大級の情報系・理系学生のデータベースを持つことが特徴だ。ITエンジニアを志す学生の登録者数が多いため、IT・Webに強い人材を求める企業にとっては、マッチ度の高さがメリットだろう。学生を独自のランクで技術レベルごとに分類し、学生個々の技術力を把握することができるサービスもある。初期費用や掲載費用は無料で、採用が決まった時点で成果報酬を支払う料金形態を採用している。詳しい利用料金は公式サイトから資料が必要だ。

参考/関連記事:『paiza新卒公式サイト』

LinkedIn
「LinkedIn」は、世界で7億人が利用する世界最大級のビジネスに特化したSNSで、海外はもとより、日本でも採用活動に利用する企業が増加している注目度の高い媒体だ。企業の採用チャンネルとして活用することで採用ブランディングにつながり、求める人材への直接のアプローチも可能。運営元がグローバル企業であるため、グローバル視点で採用市況感や知見を獲得できるなど利用メリットも大きい。法人向けの利用料金は、LinkedIn公式パートナーである株式会社ダイレクトソーシングに問い合わせることで照会が可能だ。

参考:『LinkedIn 公式サイト』

参考:『ダイレクトソーシング株式会社(LinkedIn公式パートナー)』

offer box
株式会社i-plugが運営する「offer box」は、企業から学生に直接オファーを送ることが可能な新卒採用媒体だ。人工知能と適正診断を取り入れた学生検索の仕組みを持つことが特徴で、企業側が求める人材を検索し学生にアプローチできる。採用担当者をサポートする新卒採用支援ツールがあり、人材を定性データとして可視化できる機能や、採用計画表を作成できる機能なども備えている。利用料金は公式サイトから問い合わせることが可能だ。

参考:『offer box 公式サイト』

新卒採用媒体のメリット・デメリット

最後に、新卒採用媒体を利用することで得られるメリットや、デメリットを紹介する。

メリット
マイナビやリクナビなどを代表とする大手媒体は、学生が広告などで目にする機会が多いため、登録者数が多い。それにより、応募者数の母数が広がり、多様な人材からの応募が期待できる。媒体によっては使えるオプションが豊富で、スカウトメールやダイレクトスカウトなどを利用することで、求める人材に積極的なアプローチができるため、採用業務の効率化も図れるだろう。

デメリット
大手の媒体は応募者数も多いが、名だたる大手企業も多数掲載している。そのため中小企業の採用情報が埋もれてしまうケースも見られる。また、サイトのフォーマットに沿って作成することが多く、掲載内容が画一的になってしまいがちで、他企業との差別化が図りにくいという点も挙げられる。

得られるメリットやデメリットを総合的に考慮し、新卒採用媒体の活用を検討することをおすすめする。

まとめ

新卒採用業務には、新卒採用媒体の活用は欠かせないものとなっている。採用媒体は一見似ているように見えるが、コンセプトや強みがそれぞれ異なるため見極めが重要だ。自社の採用方針に合っていることも重要だが、求める人材に合わせて使い分ける方法もある。本記事で紹介した媒体の特性やメリットなどを参考に、選定をすすめてみてはいかがだろうか。