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Web社内報サービスとは?導入メリットやおすすめのWeb社内報サービス4選を紹介!

2022.08.03
オフィスのミカタ編集部

Web社内報サービスは、低コストで効率的な社内報作成に活用できるサービスだ。社内報はこれまで紙媒体が一般的だったが、リモートワークやデジタル化の推進により、近年ではWeb社内報を導入する企業が増え、注目度が高まっている。本記事では、Web社内報導入のメリットや選び方のポイントと、おすすめのWeb社内報サービスを紹介する。Web社内報サービス導入を検討している担当者は参考にしてほしい。

目次

●Web社内報とは
●Web社内報サービス導入のメリット
●Web社内報サービス導入の際の注意点
●Web社内報サービス選定のポイント
●おすすめのWeb社内報サービス4選
●まとめ

Web社内報とは

Web社内報とは、紙媒体の社内報と同様に社内広報に活用できるツールのひとつだ。まずは、社内報の役割や、Web社内報に注目が集まる背景などをみていこう。

社内報とは
社内報とは、企業の経営方針や社内行事などのさまざまな情報を社員やその家族に伝え、共有するために活用される社内広報ツールのひとつだ。企業によって掲載内容は異なるが、主に以下のようなコンテンツが掲載されることが多い。

・経営方針や理念
・各部署の実績や取り組んでいるプロジェクトの進捗・実績などの紹介
・社内行事の告知、研修やセミナー開催情報などの告知
・決算報告
・社員の紹介

社内報は、社内の情報共有のほかコミュニケーションの活性化、エンゲージメント向上、モチベーション向上などを目的とすることが一般的とされている。

Web社内報に注目が高まる背景
社内報はこれまで紙媒体で発行されることが一般的だった。しかし近年では、働き方改革や新型コロナウイルスの影響などで、出社を前提としない働き方が増えたことで、「Web社内報」を発行する企業も増加傾向にある。特に、リモートワークの普及により、情報共有の速報性が重視され、配送などのコストを抑えつつ、素早く情報を届けたいという需要が増加していることがWeb社内報が求められる大きな理由だ。加えて、近年の人事領域におけるDX化推進や、ペーパーレス推進などの気運の高まりも背景としてWeb社内報が求められるようになっている。

Web社内報サービス導入のメリット

ここでは、Web社内報社内報導入によって得られる5つのメリットを紹介する。

<メリット1>スピーディーな情報発信が可能
Web社内報サービスを活用すると、作成したコンテンツをスピーディに発信することができる。紙媒体では執筆・校正・印刷などさまざまな工程を挟むため、情報発信から社員の手元に届くまでに時間がかかってしまう。しかし、Web社内報サービスは、作成したらすぐに発信できるため、鮮度の高い状態で情報を届けられることがメリットのひとつだ。

<メリット2>発行後の加筆修正が可能
コンテンツの作成しやすさもWeb社内報導入で得られるメリットと言える。そもそも社内報は掲載情報に誤りがあってはならないものだが、チェックを重ねてもミスを見落としてしまうこともあるだろう。紙媒体では発行後の修正は容易ではなく、ミスを発見した場合には訂正文書などを印刷して挟み込むなどの対応を取ることが多い。一方でWeb社内報サービスは、発行後の加筆・修正も可能だ。このように情報の更新が容易なことも大きなメリットと言えるだろう。

<メリット3>Web社内報ならではのコンテンツが作成が可能
Web社内報ならではのコンテンツ作成が可能なことも大きなメリットだ。具体的には社内SNSやWebページへのリンク、動画の挿入など、豊富なコンテンツを提供できる。紙媒体より充実した情報共有が可能となり、広報の効果が得られやすくなるだろう。

<メリット4>簡単に閲覧可能
4つ目のメリットは、簡単に閲覧できることだ。紙媒体とは異なりインターネット環境とアクセスできるデバイスがあれば、いつでもどこでも社内報を閲覧できる。リモートワークが普及する昨今においては大きなメリットと言えるだろう。

<メリット5>データの集積・分析が可能
データの集積・分析ができる点もメリットと言える。紙媒体では、発行後に閲覧数やアンケート回答率など、データの集積や分析を行うことは困難だ。しかしWeb社内報は、これらのデータを集めることができる。データを活用すれば社内報の効果測定や改善に効果が期待できる。また、リモートワークの増加など人材流動化が進む流れの中、メッセージがどの程度従業員に届いているかなどを可視化できるため、導入効果が大きいと言える。

Web社内報サービス導入の際の注意点

Web社内報サービスを活用することで、より充実した社内広報の作成や運用につながるだろう。しかし、導入に際してその目的が曖昧だと、広報効果が薄れてしまう懸念がある。また、利用するサービスによって機能や費用も異なるため、会社の理念やビジョンの浸透、エンゲージメント向上、または社内報作成の効率化など、目的を明確化しサービスの選定を行うことが望ましい。

Web社内報サービス選定のポイント

一口にWeb社内報と言っても、サービスは多種多様なためどのサービスを選べばよいか迷う方も多いだろう。ここからは、Web社内報サービス選定のポイントを紹介する。

機能
Web社内報サービスを選定する際には、自社が求める機能があるかどうかの確認を行いたい。主なWeb社内報の機能は下記のようなものがある。

・テンプレートデザイン・通知機能
・コメント、リアクション機能
・アンケート機能
・分析機能 など


例えば、テンプレートが充実していればコンテンツ制作時間の短縮が望める。また、アンケートや分析機能があれば、社内施策としての効果検証が可能だ。導入時は、各サービスの機能を確認し、自社の導入目的に対して、どの機能が活用できるかなどを協議しておくことが望ましい。

費用
Web社内報サービスの運用にどの程度の費用が必要か、料金も先に確認しておこう。サービス料金は、初期費用と月額費用が発生することが多いが、運営会社によっても異なる。例えば、期費用が高く月額費用が定額なパターンや、その逆のパターンもある。導入前に、納得のいく金額かどうかをしっかりと調査しておくのがよいだろう。

対応デバイス
サービスによって、パソコンからしか閲覧できないものや、スマートフォンやタブレットなどのデバイスから閲覧できるものもある。どこからでもアクセス可能なサービスを利用したい場合は、マルチデバイス対応の可否などを事前に確認したい。またスマートフォンで利用できるサービスについては、アプリ対応をしていれば、より閲覧が容易になることもあるため、合わせて確認しておきたい。

使いやすさ
新たなツールを導入する際は、その操作性の確認も重要だ。サービスによって記事作成のユーザーインターフェースが異なるため、編集担当者が操作しやすいサービスを選ぼう。トライアルサービスを利用するなど事前に確認しておきたい。

セキュリティ
セキュリティ対策が、きちんと行われているかも重要な選定ポイントだ。具体的には、自社のセキュリティにWeb社内報サービスが対応しているかが大きなポイントだ。事前に問い合わせるなどし、どのようなセキュリティ対策を行っているのかを確認しておくのがよいだろう。

おすすめのWeb社内報サービス4選

ここでは、おすすめしたいWeb社内報サービス4選を紹介する。

マルチデバイス対応のWeb社内報「Solanowa」
株式会社スカイアークが提供する「SOLANOWA」は、マルチデバイスに対応しており、いつでもどこでも読むことができることが魅力のWeb社内報サービスだ。国内・海外に60万のユーザーがおり、2021年のITR市場調査レポート「大企業部門」で、3年連続シェアNO.1を獲得している。リアルタイム配信・動画ファイル・音声ファイルの活用・いいねボタン・コメント機能・アクセス分析などの機能も備えている。導入前に実際の画面を確認できるデモンストレーションサービスを提供しているため、まずは試してみるのもよいだろう。利用料金は公式HPから問い合わせが可能だ。

参考:『公式「SOLANOWA」』

社員のエンゲージメントを向上させるWeb社内報サービス「ourly」
ourly株式会社が提供する「ourly」は、閲覧状況が一目でわかる分析機能や、多くの社内報担当者の声を活かしたシンプルな操作画面により、記事入稿・管理・分析が直感的に行えることが特徴だ。また、従業員がSNSのように気軽にコメントできるコメント機能なども備え、コミュニケーションの活性化に役立てることができるだろう。無料トライアルで導入前に体験できるサービスもある。料金は登録されるアカウント数に応じた月額制プランを採用しており、公式HPから見積取得が可能だ。

参考:『公式「ourly Mag.」』

組織エンゲージメントを高める「TUNAG」
株式会社スタメンが提供する「TUNAG」は、400社以上の導入企業数を誇るWeb社内報サービスだ。「企業における組織エンゲージメントを高める強い組織作りの実現」をコンセプトに掲げ、「コーポレートリビング(社員が集う環境)」、「社内制度カスタマイズ(株式会社スタメン、カスタマーサクセスによる)」、「ダッシュボード機能(利用状況の可視化)」の3つのサービスを目玉としている。導入時には社内制度運用ノウハウの提供、課題・ビジョンのヒアリングなどのサポートが受けられることも魅力だ。料金は利用人数により初期費用・月額費用が設定される仕組みだ。料金詳細は公式HPから問い合わせが可能だ。

参考:『公式「TUNAG」』

物語を分かち合う「story」
ウォンテッドリー株式会社が提供する「story」は、洗練されたフォーマットを使用し、会社のビジョンや事業にかけるメンバーの想いを手軽に発信できることが魅力のサービスだ。メンバー間での意思疎通を促進し、現場のモヤモヤ解消に活用できるだろう。また、記事への「いいね」を通しメッセージへの共感度を可視化できる「コメント機能」により、社内コミュニケーションの活性化が期待できる。料金など詳細は公式HPを参考にしてほしい。

参考:『公式「Story 」』

まとめ

リモートワークなど多様な働き方が一般的になっている今、情報共有やコミュニケーション活性化が課題となっている企業も多いだろう。また、SDGsへの取り組みなども見据えペーパーレス化推進なども急務だ。効率的な情報発信を可能にし、組織活性化のためにも活用できるWeb社内報サービスの導入を検討してみてはいかがだろうか。