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平成元年と平成30年の新卒社会人各1,000人を対象にした仕事観に関する調査

2019.02.22
オフィスのミカタ編集部

総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区)は、平成元年に新卒で社会人となった1,000名(男性:524名、女性:476名)と、平成30年に新卒で社会人となった1,000名(男性:443名、女性:557名)を対象に、仕事観に関する調査を行った。

■新卒入社時の意識:現在も昔も変わらぬ安定志向

新卒入社時に安定した大手の企業と今後伸びそうな新しい企業のどちらで働きたいと考えていたかを質問したところ、どちらのグループでも7割近くが「安定した大手の企業で働きたいと考えていた」と回答。新卒で就職する若者の多くが安定を志向する傾向は、この30年間で変わらないようだ。

■新卒入社後のキャリア構築に対する考え方:若者に根強く残る環境の変化を避ける傾向

一つの企業でずっと働いていたいと思っていたかどうかを質問したところ、平成元年新卒組の約7割が「一つの企業でずっと働いていたいと思っていた」と回答した。平成30年新卒組でも、その割合は減少したものの、半数以上が転職せず入社した企業で働き続けたいと考えているようだ。30年が経過しても、若者の間に環境の変化を避ける傾向が根強く残っていることが伺える結果となった。

■就活中の会社選びで重視したこと:平成元年は収入、現在はワークライフバランス

 

 

就活中の会社選びで何を重視していたかを質問したところ、平成元年新卒組が重視していたことのトップ3は1位「やりたい仕事ができる」(47.4%)、2位「給与の水準が高い」(35.5%)、3位「福利厚生が充実している」(29.9%)という結果だった。一方、平成30年新卒組が重視していたことのトップ3は、1位「福利厚生が充実している」(57.6%)、2位「やりたい仕事ができる」(52.0%)、3位「ワークライフバランスが実現できる」(51.1%)となった。
「やりたい仕事ができる」と「福利厚生が充実している」は、どちらのグループも共通して重視しているようだが、大きな違いがみられたのは、給与とワークライフバランスについての意識だ。平成元年新卒組は、「給与の水準が高い」を会社選びで重要視することの2位に選んだが、平成30年新卒組のトップ3には、「給与水準が高い」はなく「ワークライフバランスが実現できる」が第3位に入っている。平成の30年間で、若者の間で仕事とプライベートをいかに両立させるかについての意識が大きく高まったことが伺える結果となった。

■新卒入社時の仕事とプライベートに関する意識:仕事よりも自分のことを優先したいと考える傾向が強まる

自分のことと仕事での成功どちらを優先したいと考えていたかを質問したところ、どちらのグループも「会社や仕事のことより、自分のことを優先したいと考えていた」と答えた割合が多い結果となった。しかしその割合は平成元年新卒組の62.5%に対し、平成30年新卒組は75.1%と10ポイント以上も高く、現代の若者の方が自分のことを優先する傾向がより強いことが伺える。

■新卒入社時の出世に対する考え方:出世欲が旺盛な現代の若者

どの程度出世意欲があったかを質問したところ、平成30年新卒組の方が積極的に出世をしたいと考えてるようだ。「出世したい」と答えた割合が平成30年新卒組では52.2%だったのに対して、平成元年新卒組では31.6%と、20ポイント以上もの大きな差が出た。
続けて、「出世したい」と答えたグループ(平成元年新卒組316人、平成30年新卒組522人)に対しどの程度まで出世をしたいと思っているかを質問した結果、平成30年新卒組の方がより上の役職を目指していることが明らかになった。同じように出世欲があっても、現代の若者の方がより貪欲に上のポジションを狙っているのがわかる結果となった。

■新卒入社時の同期に対する意識:同期への競争心が強い現代の若者

同期に対して競争心があったかどうかを質問したところ、平成元年新卒組は6割以上が「同期に対する競争心はない」と回答。一方、平成30年新卒組は半数以上が「同期には負けたくない」と考えていたことが分かった。今回の調査では現代の若者の出世欲の旺盛さが明らかになってり、また同期に対する競争心も強い結果となった。

■新卒入社時の働き方に関する意識:収入が増えれば勤務時間は長くて良いと考えていた平成元年新卒組

収入と勤務時間どちらを優先したいと考えていたかを質問したところ、どちらのグループでも「収入が多くなるなら、勤務時間が長くても良い」と考えていた人の割合が多い結果となった。さらに、平成元年新卒組の方がより強くその傾向を持っていたようだ。時代の移り変わりとともに、若者の間でワークライフバランスへの意識が高まったことが、ここでも伺える結果となった。

■現代の若者の間での男性が「主夫」になることへの賛否:男性側は肯定するも、女性側は否定的

平成30年新卒組1,000人に対し、将来男性が「主夫」になることについてどう思うかを質問したところ、男性は6割以上が「主夫になっても構わない」と回答。一方女性は、約6割が「配偶者には主夫になってほしくないと思う」と答え、若者の間では女性の方が「主夫」という働き方に対して否定的な考えを持っていることが分かった。

■まとめ

今回の調査から、平成元年、平成30年新卒入社の社会人どちらも、安定志向や、変化を避ける傾向が強いという結果が出た。また、現代の新卒社会人は、会社や仕事よりも自分のことを優先したいと考えてる反面、出世欲は旺盛で同期に対する競争心も強いようだ。より働きがいを感じられる社会の実現を目指していくことが重要ではないだろうか。

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