400人に聞いた!「引き継ぎがスムーズだった人」の8割が「その職場で働き続けたい」と思う傾向に。
企業や組織へチームワークや働き方改革のメソッドを提供するサイボウズチームワーク総研は、ビジネスパーソン400人を対象に「仕事の引き継ぎ」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。
■調査概要
ビジネスパーソンの引き継ぎの状況をインターネット調査。直近の引き継ぎが「スムーズだった」人は「スムーズではなかった」人に比べ、「今の職場で働き続けたい」意識や、職場自体の人間関係が良好であること、また「部署やチームの目標」や「個人の役割」が明確であることが見えてきた。
・調査対象:24-35歳のビジネスパーソン男女 計400名
・調査期間:2019年2月9日(土)~11日(月)
・調査方法:インターネット調査
■引き継ぎの期間は、「1週間以内」が約6割
今の会社で引き継ぎを受けたことがあるかどうかを聞く質問では、「ある」と答えた人が約8割であった。
引き継ぎの日数は「一週間以内」「3日以内」と続き、比較的短期間との回答となった。
「引継ぎがスムーズだったか」を聞いた結果、7割近くの人が「スムーズだった」と回答し、「スムーズではなかった」とした人は3割強となった。
■仕事の引き継ぎをスムーズにするためには
理由をそれぞれ見ると、「スムーズだった」回答者は「引き継ぎする人がスムーズに引き継いでくれた」や「十分な時間があった」であった。
一方、「スムーズではなかった」回答者は「十分な時間がなかった」「急で心の準備がなかった」ことを上げている。
日数に大きな差はみられないが、比較的に、「スムーズだった」人の引き継ぎ期間が短い傾向にある結果となった。
■チームの役割分担が明確だと、引き継ぎが「スムーズ」
「引き継ぎがスムーズだった」人は、「スムーズではなかった」人に比べ、「職場の風通しよく円満」、「部署やチームの目標が明確」「一人ひとりの役割分担が明確」といった傾向が高くなるという結果になった。
■「引き継ぎがスムーズだった」人の約8割が「今の職場で働き続けたい」
また、今の職場で働き続けたいかどうかを聞いた結果、「スムーズだった」人は「スムーズではなかった」人に比べ、今の職場で働き続けたい気持ちが強いことが分かった。
■まとめ
引き継ぎを予定している企業も多いであろう年度末。本記事の内容を参考に職場の状況を一歩引いて見てみると、職場環境を改善する良い機会になるかもしれない。