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全国の人事担当に聞いた「HRTechに関する市場調査」

2019.03.06
オフィスのミカタ編集部

人事領域(SAP)に特化したコンサルティング事業を手掛ける株式会社オデッセイ(本社:東京都千代田区)は、全国の年商500億円以上、または従業員規模1000人以上の企業の人事担当者を対象に「HRTechに関する市場調査」を実施した。

■調査概要

調査方法 : WEB回答
調査地域 : 全国
調査期間 : 2019年2月14日(木)~2019年2月15日(月)
調査対象 : 全国の年商500億円以上、または従業員規模1000人以上の企業の人事担当者 男女 計400人

■8割以上がHRTechを知らないと回答。今後導入を考えている人事担当者は6割以上

■8割以上がHRTechを知らないと回答。今後導入を考えている人事担当者は6割以上

HRTechを知らないと回答した人事担当者は8割以上。HRTechの内容を説明した上で、今後導入を考えている人事担当者は6割以上となった。
HRTechとは、人事や人材(Human Resources:HR)と技術(Technology)を組み合わせた造語である。

■HRTechを導入している業務領域は

■HRTechを導入している業務領域は

HRTech導入している人事担当者の業務領域で最もあてはまるものは「採用」が35.1%で最も多い。どのような業務で活用できるかという問いにおいても「採用」が最も多い結果となった。

■「採用業務」におけるHRTechが最も効果的に活用する業務は

■「採用業務」におけるHRTechが最も効果的に活用する業務は

採用においてHRTechが効果的に活用できる業務は大量のデータ処理や大勢の求職者への一斉対応が必要な「エントリーシートの受付・内容確認・内容審査」に続いて、「募集広告/文章の適正度確認・修正」、「会社説明会開催日程の調査と告知」の順に多かった。

■HRTechで活用すると効果的だと思う最新ITツールは

■HRTechで活用すると効果的だと思う最新ITツールは

HRTechで活用すると効果的な最新ITツールは「最もあてはまるもの」の回答は「AI」が1位。2位以下は「RPA」、「タレントマネジメントシステム」が上位。意外なところでは、「人事/給与システム」が合計で最も多い結果となった。

■今後利用したいHRTechは、AIを活用して採用や評価における標準化と公平化を実現するサービス

■今後利用したいHRTechは、AIを活用して採用や評価における標準化と公平化を実現するサービス

HRTechで今後利用してみたいサービスは「スマホ等を活用した録画面接と応募者の反応(表情・声)からAIを活用し適正分析するサービス」や「従業員の目標設定や評価管理をAIが補助するサービス」など、採用と評価における標準化と公平化への活用が期待されている。

■まとめ

2030 年には人手不足の推計値は 644 万人に上り、今後も益々深刻化が進むと見込まれる中、人材領域の課題をテクノロジーで解決する手法への関心が高まっている。今後ますます深刻化する労働力不足に備えて、どのような手法が自社に適切か考えてみる必要があるだろう。

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