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職場における印象的な変化は「インターネットの普及」と「禁煙化」。平成元年新卒入社の社会人1,000人を対象に調査

2019.03.11
オフィスのミカタ編集部

総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区)は、平成元年に新卒で入社した社会人1,000名(男性:524名、女性:476名)を対象に、平成時代に関する調査を実施した。

■平成の30年間で印象に残っている職場での変化

■平成の30年間で印象に残っている職場での変化

・インターネットが普及し、仕事のやり方が変わった(60.2%)
・職場が禁煙になった(43.7%)
・個人用のPCが支給され、PCをベースに仕事をするようになった(41.5%)

■平成の30年間でもっとも印象に残っている出来事

■平成の30年間でもっとも印象に残っている出来事

・東日本大震災(平成23年/2011年)(44.7%)
・阪神・淡路大震災(平成7年/1995年)(19.5%)

■平成元年と現在の比較【労働時間・勤務体系】

■平成元年と現在の比較【労働時間・勤務体系】

・労働時間の変化
入社当時の平成元年と現在を比較して、労働時間がどのように変化したかを質問したところ、約7割が「労働時間が短くなった」と回答した。

・勤務形態の変化
入社当時の平成元年と現在を比較して、勤務形態の変化が仕事にどのように影響をおよぼしたかを質問したところ、6割以上が「勤務形態が柔軟になり、仕事がしやすくなった」と回答した。

■平成元年と現在の比較【設備・機器の進歩】

■平成元年と現在の比較【設備・機器の進歩】

入社当時の平成元年と現在を比較して、設備や機器の進歩が仕事にどのような影響をおよぼしたかを質問したところ、約7割が「設備や機器の進歩により、仕事が進めやすくなった」と回答した。

■平成元年と現在の比較【子育て・介護と仕事の両立】

■平成元年と現在の比較【子育て・介護と仕事の両立】

子育てや介護と仕事の両立について入社当時の平成元年と現在を比較するとどのように感じるかを質問したところ、約8割が「子育てや介護と仕事の両立がしやすくなった」と回答した。

■平成元年と現在の比較【有給休暇の取得】

■平成元年と現在の比較【有給休暇の取得】

入社当時の平成元年と現在を比較して、有給休暇の取得に関する考えを質問したところ、約8割(75.3%)が「有給休暇が取得しやすくなった」と回答した。

■平成元年と現在の比較【職場でのハラスメント】

■平成元年と現在の比較【職場でのハラスメント】

職場でのハラスメントについて入社当時の平成元年と現在を比較するとどのように感じるかを質問したところ、7割以上(73.2%)が「セクハラやパワハラなどのハラスメントが減った」と回答した。

■平成元年と現在の比較【会社からの手当や補助】

■平成元年と現在の比較【会社からの手当や補助】

会社からの手当や補助について入社当時の平成元年と現在を比較するとどのように感じるかを質問したところ、7割以上(74.3%)が「会社からの手当や補助が薄くなった」と回答した。

■平成元年と現在の比較【退職金制度・福利厚生】

■平成元年と現在の比較【退職金制度・福利厚生】

・退職金制度ついて
退職金制度ついて入社当時の平成元年と現在を比較するとどのように感じるかを質問したところ、7割以上(71.6%)が「退職金制度が後退した」と回答した。

・福利厚生のレベル
福利厚生のレベルについて入社当時の平成元年と現在を比較するとどのように感じるかを質問したところ、6割以上(61.1%)が「福利厚生のレベルが下がった」と回答した。

■まとめ

平成元年新卒入社の社会人は、インターネットの普及によって、職場の設備や環境、仕事のやり方の変化を大きく感じていることが分かった。
印象に残る出来事としては、2つの大きな震災であることも判明。
また、勤務形態の柔軟化、子育てや介護と仕事の両立、有給休暇の取得のしやすさ、ハラスメントの減少など、働き方や職場環境は平成の30年間を通して改善したと考えられる。
一方で、退職金制度や手当など、会社から提供される福利厚生は悪化したという考えが多くを占める結果となり、今後の採用市場において大きな課題となるだろう。


調査対象: 日本全国の平成元年に新卒で入社した社会人男女
サンプル: 1,000名(男性:524名、女性:476名)
調査方法: インターネット調査
実施時期: 2018年12月15日~27日


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