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約9割の人が「副業」に興味あり!副業解禁から1年、日本の正社員における副業の実態を調査

2019.03.15
オフィスのミカタ編集部

「月刊副業」を運営する株式会社Catch the Web(所在地:神奈川県藤沢市)は、事実上の副業解禁である、厚生労働省による「副業・兼業の促進に関するガイドライン」公表から1年が経過したことを受け、日本の正社員における副業意識の変化と、副業の実態を正社員として働く男女1,000名を対象に調査した。

■副業解禁を知っていた人は34%。副業解禁を知っていた人の91%は副業に興味を示していた。

■副業解禁を知っていた人は34%。副業解禁を知っていた人の91%は副業に興味を示していた。

副業解禁を知っていた人は34%にとどまり、66%は副業解禁の事実を知らなかった。事実上の副業解禁である「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が公表されたことを知っているかは、34%の人が知らないという回答。
副業解禁を知っていた人のうち、45%の人が副業に取り組みたいと感じるようだ。公表以前から副業に取り組んでいる人を含めると、副業解禁を知っていた91%の人は副業に興味を示す結果となった。

■副業解禁を知りながらも副業に取り組まない人の67%は、大都市圏に在住

■副業解禁を知りながらも副業に取り組まない人の67%は、大都市圏に在住

副業解禁を知りつつ、副業に取り組みたいと思わなかった人は三大都市圏に集中していた。
副業解禁を知り91%の人が副業に興味を示した一方、副業が解禁されても副業に取り組みたいと思わなかったと回答した人もいた。地域別でみると、76%の人が三大都市圏に集中しているという結果となった。

■副業解禁を知らなかった人でも、88%の人が副業に興味を示す

■副業解禁を知らなかった人でも、88%の人が副業に興味を示す

副業解禁を知らなかった人のうち48%が、副業解禁を知り、副業に取り組みたいと感じるようだ。公表以前から副業に取り組んでいる人を含めると、副業解禁を知らない人でも88%の人は副業に興味を示した。
34%の人が副業解禁を知っていた一方、副業解禁を今回のアンケートで知った人も66%いた。
また、副業解禁を知らなくても、以前から副業に取り組んでいた人は40%おり、副業解禁を知らなかった人も88%が副業への興味を示す結果となった。

■副業に求めるものは「空き時間に」「自宅で」。副業に対する心配事は「報酬の安さ」と「詐欺」

■副業に求めるものは「空き時間に」「自宅で」。副業に対する心配事は「報酬の安さ」と「詐欺」

副業に取り組みたいと回答した人に対し、副業に求めるものを聞いたところ、「空き時間にできる(27%)」という条件を示した人がもっとも多く、次に「自宅でできる(22%)」という結果となった。
また、副業に取り組むにあたっての心配ごとは、「報酬が安い(25%)」と回答した人がもっとも多く、次に「詐欺(22%)」という結果になった。

■副業を禁止している会社に魅力を感じない人が95%

■副業を禁止している会社に魅力を感じない人が95%

アンケート回答者全員に対し、「副業を禁止している会社に魅力を感じるか?」と聞いたところ、95%の人が「魅力的ではない」と回答。
また、魅力的ではないと回答した人のうち、副業に取り組んだことがない理由で、もっとも多かったのは「自分に合った副業を見つけられていない(33%)」という回答で、次に「会社で副業を禁止されている(22%)」という結果になった。

■副業をする理由は「お金」に関すること。副業をやめてしまった人の理由は「時間管理の難しさ」

■副業をする理由は「お金」に関すること。副業をやめてしまった人の理由は「時間管理の難しさ」

副業に取り組んでいる人を対象に、副業をする理由でもっとも多かった回答が収入や貯金などの「お金に関すること(44%)」となっており、次いで「時間の有効活用(29%)」、「スキルアップと人脈の形成(15%)」という結果だった。
また、副業をやめた理由でもっとも多かった回答が「時間管理が難しい(26%)」、次に「収入が割に合わない(20%)」となった。
また、「その他(22%)」という回答も多く、時間や収入、本業以外のさまざまな理由で副業を断念していることが伺える。

■人気のある副業は、「記事のライティング」「投資」「オークションやフリマ」

■人気のある副業は、「記事のライティング」「投資」「オークションやフリマ」

副業に取り組んでいる人を対象に、どんな副業に取り組んでいるかを聞いたところ、もっとも多かった回答が「記事作成(21%)」、次いで、「投資(16%)」や「オークションやフリマ(13%)」といった、インターネットを活用した副業に取り組んでいる人が多数となっていた。

■1ヶ月間に得ている副収入の金額は

■1ヶ月間に得ている副収入の金額は

副業に取り組んでいる人を対象に、1ヶ月間に得ている副収入の金額を聞いたところ、60%の人が1万円未満という結果となった。
さらに、1週間のうち副業にかける時間と収入の関係を調査したところ、副業にかける時間が多いほど収入も増えるという結果が出た。

■まとめ

今回のアンケート調査で、副業解禁の流れを受け、副業をはじめたいと思う人が増加傾向にあることがわかる。また、副業を禁止している会社に魅力を感じないと回答している人が95%もいることがわかった。自社に人材をつなぎとめておくためには、副業に対しての方針を慎重に考える必要があると感じさせられる結果といえるだろう。

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