リコー、オフィス機器のサービスにAlexa for Businessを採用~Amazon Alexa対応のスマートスピーカーと連携~
Amazon.com, Inc.の関連会社であるアマゾンウェブサービスジャパン株式会社は、株式会社リコーが複合機の音声操作サービス「RICOH Intelligent Voice Control」にAlexa for Businessを採用したことを発表した。Amazon Alexa対応のスマートスピーカーを通じて、複合機のコピーやスキャナーなどの機能を音声で操作することが可能になる。リコーは当サービスを2019年夏に米国で発売予定だ。
■Alexa for Businessとは?
Alexa for Businessは、組織や従業員がAlexaをインテリジェントなアシスタントとして使用し、業務の生産性を高めることができるアマゾンウェブサービスが提供するサービス。現在、Alexa for Businessは米国を対象にサービスを提供している。
■直感的に操作可能なオフィス機器
オフィス環境におけるテクノロジーの活用が進む中で、直感的に操作可能なオフィス機器へのニーズが高まっている。リコーの複合機の利用者はAlexa for Businessを活用することで、Amazon Alexa対応のスマートスピーカーを通じ、複合機のコピーやスキャナーなどの機能を音声で操作することが可能になる。アマゾンウェブサービスジャパン株式会社は、クラウドでサポートされたAlexa for BusinessとAmazonが提供するAlexa Skills Kit を使った当サービスの開発および機能拡充にあたり、リコーへ技術支援を行っている。
■今後の展開
リコーは、Alexa for Businessの利用可能なリージョンの拡張に応じた米国以外へのサービス展開や、利用者がアウトプットイメージのみをスマートスピーカーに音声で伝えることで全ての設定を反映することができる機能の実現、サービスに対応するオフィス機器のラインナップ拡充などを予定している。
【株式会社リコー代表取締役社長執行役員 山下 良則氏】
「リコーは、アマゾン ウェブ サービス様との連携に大きな期待を抱いております。Alexa for Businessとの連携により、今まで実現できなかった新たなユーザーエクスペリエンスを提供し、お客様の業務の生産性を大幅に高めることができると感じております。今後もAlexa for Businessの今後の展開を期待するとともに、両社の連携をより一層深めることで、新たな価値をお客様に提供してまいります」
【AWSジャパン代表取締役社長 長崎 忠雄氏】
「私どもは、リコー様が、オフィス機器の新たなユーザーインターフェースとして、Alexa for Businessを利用した音声操作サービス『RICOH Intelligent Voice Control』を提供開始することを大変嬉しく思います。現在、企業において多くの社員は様々な煩雑な作業に追われています。AWSが提供するAlexa for Businessを活用し、オフィス内の設備やデバイスに音声コントロール機能を導入することで、社員はより効率的に働くことが可能になります。今回の複合機への音声操作サービス導入を通じて、利用者のオフィス環境がより豊かになることを期待しております」
■まとめ
オフィス機器にAlexa for Businessを採用したことにより、複合機のコピーやスキャナー機能など、効率的に利用することが可能となる。このような最新のサービスを導入することで、業務の生産性を大幅に高めることが期待できるだろう。