働き方改革「産業医の機能強化」に対応!~遠隔相談やストレスチェックを提供~
株式会社エス・エム・エスは、4月1日に施行された働き方改革関連法において義務付けられている「産業医・産業保健機能の強化」にも対応可能な企業向けの新サービス「リモート産業保健」の提供を開始。最大の特長は、自社が運営する会員60万超のナースコミュニティを活用し、産業医に加えて産業看護職がサポートする環境を整備。身近な存在である産業看護職に、オンラインで気軽に相談ができるため、カラダとココロの不調への早期介入が可能となる。訪問とリモートを組み合わせたサービスにより、企業の産業保健業務をサポートする。
■サービス提供の課題と背景
厚生労働省により、常時50人以上の労働者を使用する事業場ごとに1人以上の産業医選任が義務付けられている。また、2019年4月1日に施行された働き方改革関連法では、産業医の活動環境の整備や衛生委員会への報告等、「産業医・産業保健機能の強化」が明記され、義務付けられた。
企業には、過重労働やメンタル不調などによる健康リスクが高い従業員を未然にケアし、予防できるような産業保健体制の構築・整備がより一層求められている。一方で、体制の構築・整備にあたっては、産業医の選定が難しい、従業員との面談や実施事項の調整が難しい、人事労務の業務負担が大きいなどの課題があった。
■サービス概要
本サービスは、訪問とリモートを組み合わせ、人事労務の産業保健業務をサポートするトータルパッケージサービス。
産業医と産業看護職による2名体制で産業保健業務の支援や、従業員の面談といったサポートを提供する。サポートは、これまでの遠隔チャットでの特定保健指導の実績等を活かし、訪問とICTを活用したリモートを通じて行う。
■内容
・労働安全衛生法をはじめとする法令順守にまつわる産業保健業務(産業医面談、職場巡視、ストレスチェックの実施サポート、衛生委員会支援など)
・産業看護職面談(スポット面談含む)
・カラダとココロの不調への対策等含む産業保健業務の支援や産業保健体制構築のサポート
■特長
①労働安全衛生法をはじめとする法令順守にまつわる産業保健業務をトータルサポート
②産業看護職によるサポート
・企業側の窓口を産業看護職が担当するため、企業人事労務の業務負荷を削減
・当社が運営する会員数約61万人の看護師プラットフォーム「ナース専科コミュニティ」から採用
・充実の研修体制による質の高いサポート
③訪問とリモートの組み合わせによるサービス提供
・地方事業場など遠隔地へのサポートも可能
・リモートサポート時に使用するiPad初年度貸出無料
④ ストレスチェック初年度無料
その他:産業保健に関する総合情報サイト「サンチエ」を開設
・産業医、産業看護職の監修による情報サイト
・企業人事労務、中小企業経営者向けの産業保健業務に関わる情報提供
・企業人事労務、企業経営者、産業保健業務に携わる医療従事者に役立つ産業保健関連情報を提供
■医療従事者による遠隔チャット指導について
特定保健指導の対象者および生活習慣病予備軍や軽度の糖尿病対象者に対し、ICT/IoTを活用した遠隔チャット指導を実施するサービス。参加者はアプリを利用し、スマートフォンでのWeb面談後、チャットを通じて担当の管理栄養士から定期的に指導を受けることができる。
同サービスは、特定保健指導の実施率・継続率の向上、全国に散らばる事業所での保健指導実施や、被扶養者向け対応など、医療保険者の抱える課題の解決も支援している。
■エス・エム・エスの健康経営ソリューション
従業員の健康増進や生産性向上を推進するサービス。健康経営推進のコンサルティングから、医療従事者ネットワークを活用したサービスの提供・効果検証まで健康経営に関わるソリューションを提供している。ICT/IoTを活用した「医療従事者による遠隔チャットサービス」や、女性特有の健康課題や喫煙対策、疾病による従業員の長期休業の予防、仕事と介護の両立支援などの「健康経営サポートサービス」を企業の課題に応じて提供している。
■まとめ
身近な存在である産業看護職へ、オンラインで相談やストレスチェックができるため、従業員の体と心の不調への早期介入が可能のようだ。働き方改革が進む中、産業医の機能強化にも対応しているこのようなサービスは、ますます必要とされていくであろう。