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リファラル採用を経験したことがあるのは約20%!~転職希望者のホンネ調査~

2019.04.12

総合転職エージェントの株式会社ワークポート(所在地:東京都品川区)は、全国の転職希望者371人を対象に、「リファラル採用」についてアンケート調査を実施。リファラル採用を経験したことがあるのは約20%という結果になった。

■リファラル採用とは?

リファラル採用とは、自社の社員に友人や知人を紹介してもらう採用手法のことで、リファラルリクルーティングとも言われている。
企業理念や文化を理解している社員がリクルーターとなり、人柄をよく知る友人を紹介するため、企業と応募者の間で起こる採用のミスマッチが起こりにくく、定着率の向上が期待できる。ダイレクトソーシング(ダイレクトリクルーティング)の一種として、近年、日本でも注目が集まりつつある。

■リファラル採用を経験したことがある人は約20%!

■リファラル採用を経験したことがある人は約20%!

ここ最近、人材確保のために採用手法も多様化してきている。「リファラル採用」を実際に知っている人はどのくらいいるのか。転職希望者に質問したところ74.1%がリファラル採用という言葉を「聞いたこともない」と回答。次にリファラル採用の定義を説明し「これまで関わった経験はあるか」と質問したところ、「経験がある」と回答した人は全体の22.9%となった。経験者の内訳は、紹介者よりも被紹介者の方が多いことがわかった。

■経験者が語るリファラル採用の良い点と悪い点

経験者にリファラル採用の良い点は
・「会社の内情まで知ることができた」(20代・女性・接客販売)
・「業務や社風に馴染みやすい人の採用が可能」(30代・男性・管理)
といったように転職希望者と会社双方のメリットが挙げられた。また、採用にまつわるコストが削減できるという意見も多く、リファラル採用は低コストでミスマッチのない採用ができる方法として扱われていることがうかがえた。
一方で悪い点については
・「紹介での入社なので転職しづらい」(30代・女性・営業)
・「うまくパフォームしなかった際の責任の所在」(30代・男性・取締役)
といった、被紹介者が感じるプレッシャーと紹介者の責任を懸念した意見が挙げられた。リファラル採用の成功は、紹介者と被紹介者の心的プレッシャーをいかに減らせるかが重要なのかもしれない。

■リファラル採用に「興味がある」という未経験者が約70%

■リファラル採用に「興味がある」という未経験者が約70%

リファラル採用に関わった経験がないと答えた286人を対象に、リファラル採用に興味はあるか聞いたところ68.2%が「はい」と回答。興味があるとした理由では
・「入社前後のギャップがある程度抑えられそう」(30代・男性・システムエンジニア)
・「人柄やスキルなど初対面の人事では判別しきれないものを実績のある人に保証してもらえるのはありがたい」(20代・女性・事務)
といった紹介による信頼度の高さが挙がった。

■取り組みの内容はしくみの整備とボーナス支給

在籍している(直近で在籍していた)会社はリファラル採用のための取り組みを活発に行っているか質問したところ、19.1%が「はい」と回答。実際に行われている取り組みの内容としては
・「社員紹介システムが確立されている」(30代・女性・管理)といったしくみの整備
・「紹介した人とされた人に入社祝金が支給される」(30代・男性・営業)といったボーナス支給がほとんどいう結果となった。

■調査概要

調査内容 :リファラル採用について
調査対象者:当社利用者
有効回答 :371人
調査期間 :2019年3月13日~3月20日

■まとめ

リファラル採用には現役社員の積極的な協力が必要不可欠なため、社内周知が重要となる。多くの社員を巻き込むために、削減できる採用コストの一部を社員へ還元することは効果的な手法のひとつといえるだろう。

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