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「企業理念を浸透させることは必要」と7割が回答!~ 従業員の企業に対する本音調査~

2019.04.15

「経営者の想いを伝えるのって難しい…」そう悩んでいる経営者も多いのではないだろうか。
企業理念は、その会社の根本的な考え方や方針のことで、全従業員に浸透すべき「会社の定義」ともいえるだろう。しかし、実際には現在勤めている企業の理念やビジョンをしっかりと理解している従業員の割合はどの程度なのだろうか。
そこで今回、エニワン株式会社は、社員50名以下の中小企業に勤めている会社員を対象に「企業理念・ビジョンの浸透」に関する意識調査を実施、従業員の企業に対する本音を調査した。

■7割近くの方が「企業理念を浸透させることは必要である」と回答!その理由は?

「全従業員に企業理念を浸透させることは必要だと思いますか?」と質問したところ、7割近くの方が『はい』と回答。
その理由としては、『企業経営の方向性の明確化(40.5%)』『社員のモチベーションの向上(30.7%)』『社内に一体感が生まれる(19.9%)』『企業文化の良質化(8.6%)』といった意見が挙げられた。
社員が判断を迫られたときに、正しい選択ができるように企業理念を浸透させることが重要であることがわかった。

■企業理念・ビジョンをしっかりと理解している方の割合とは?

「企業理念・ビジョンをしっかりと理解していますか?」と聞いてみたところ、6割近くの方が『いいえ』と回答。
いいえの回答者に、「理解できていない理由を教えてください」と質問したところ、『理想と現実の差が大きい(36.0%)』と回答した割合が最も多く、次いで『抽象的すぎる(18.5%)』『企業理念に則って事業遂行した先が見えていない(14.7%)』『企業理念が決定した背景がわからない(13.8%)』といった意見が集まった。
あまりに抽象的であったり、発言と行動が伴っていなかったりする場合、企業理念の本質を理解することや、共感を得ることは難しいようだ。

■理解はしているものの実行できていない

企業のビジョンや理念を理解している回答者に、「実行はできていますか?」と質問したところ、3割近くのが『完璧にはできていない』と回答。
理解はしているものの実行できていない理由としては、『理念に対する社内教育制度がない(30.5%)』『方法がわからない(23.7%)』『見返りがない(17.8%)』『上司ができていない(10.2%)』といった意見が挙げられた。
企業理念は、社員の行動指針の役割を持つが、「理解できている社員は少ない」「理解できていたとしても、実行に移すのは難しい」といった2点が、今後の企業課題になるのではないだろうか。

■企業理念・ビジョンの理解=働きがい!?

「現在働いている企業に対して働きがいを感じていますか?」と質問したところ、半数以上が『いいえ』と回答。
その理由として、『会社に貢献できているという実感がない』『やりがいや達成感がない』『先が見えない』といった意見が挙げられた。
社員がやりがいをもって働けていない要因のひとつとして、多くの企業が定めている「企業理念=経営者、創業者の想い」が浸透していないという実態が伺える。

■企業理念・ビジョンの浸透と企業の信頼度はつながっている!

「企業理念・ビジョンが浸透していることは企業の信頼性につながりますか?」と聞いてみたところ、7割近くが『はい』と回答した。
信頼性を高め、企業の未来を明るいものにするためにも、企業理念・ビジョンを全従業員にわかりやすく伝え、共通認識として浸透させることが必要ではないか。

■従業員にやりがいをもって働いてもらうためには?インナーブランディングの始め方

物事を思考する時、考えることは大きく「why:なぜ」「how:どうやって」「what:何を」の3つに分類できる。
多くの企業は外側の「what:何を」から伝え、中心の「why:なぜ」を伝えていないといいう。
しかし、キング牧師や、スティーブ・ジョブズのようなリーダーは全く逆の思考から行動を起こしている。脳科学の観点から見ても、価値のある情報を発信するためには、「why:なぜ」から始まることが重要だそうだ。発想の根拠を伝え、「how:どうやって」「what:何を」と、シンプルに相手の共感値を高めていけるよう、ロジックを構築して説明することが、人の心を動かすためにも必要なのだ。
社員一人ひとりに「なぜ」を起点として行動が浸透していると、会社価値が高まり、顧客も喜び、良い循環ができるのではないだろうか。

■まとめ

従業員にやりがいを持って働いてもらうために、企業理念を浸透させるていくことが重要であると、今回のアンケート調査でわかった。従業員がイキイキと働ける環境であれば、定着率が向上し、経営の安定化を図ることができ、さらなる会社の利益向上につながっていくだろう。

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