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「学生が選ぶインターンシップアワード」~「優秀賞」受賞企業6社を決定!~

2019.04.24

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区)が運営事務局をつとめる、『学生が選ぶインターンシップアワード』実行委員会は、学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシップを表彰する『学生が選ぶインターンシップアワード』を昨年に引き続き開催。学生アンケートや学生選考会、選考委員会などの審査を経て、優秀賞6社、および入賞6社を加えた合計12社を表彰することとした。なお、優秀賞6社の中から「大賞」を選び、5月13日(月)に開催する「インターンシップカンファレンス」で発表する。

■インターンシップアワードとは?

■インターンシップアワードとは?

「学生が選ぶインターンシップアワード」とは、学生の社会的・職業的自立に貢献したインターンシッププログラムを表彰する、日本最大級のアワード。学生の社会的・職業的自立を促進する効果的なインターンシッププログラムを周知することで、プログラムの質的向上および実施企業数の増加を実現し、学生と企業のより精度の高いマッチングを目指す。
昨年実施された第1回目は全国より247社、297プログラムの応募の中、授賞式「インターンシップカンファレンス」にてインターンシップアワード大賞1社、優秀賞5社、入賞企業9社を表彰した。

■優秀賞受賞企業~6社~

優秀賞は、独創的なインターンシッププログラムや多彩な機会創出により、学生の専攻を考慮したキャリア教育の機会を提供するなど、他社の模範となる取組みを実施し、その成果が認められる企業・団体に授与される。

●あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(本社:東京都)
【エグゼクティブ密着インターンシップ「BOSSのカバン持ち」】

実務体験をさせることが難しい事業内容でありながら、2,000人を超える社員の協力のもと、学生が実際の業務に取り組める5日間のインターンシップ。なおかつ、ただ現場に送り出すだけではなく、「自己理解」・「業界・仕事理解」・「ビジネスマナー習得」といったコンテンツで丁寧にフォローしており、学生の成長を促す工夫がなされている。
特に自己理解パートにおいては、学生自身で価値観を探求するプロセスが、新しい自分の発見につながったという声が多く聞かれた。業務体験後は、個々に対する丁寧なフィードバックも実施されており、一連の体験を総括できる内容となっている。各コンテンツの設計や一連のストーリー作りに、綿密な設計がなされているプログラムである。

●旭建設株式会社(本社:千葉県)
【人・街・未来を創造する -建てる仕事-】

従業員96名のうち、インターンシップに携わる社員が約40名と、中小企業としては多くの社員が学生の受け入れに関わっている。その中で、丁寧に深くフィードバックを行っている点が高く評価された。「実習ノート」を用いた日々の疑問に対する回答や、適性テストを利用した自己理解の促進など、多面的にフィードバックを実施している。
導入研修を経てリアルな現場体験ができることは、業界を志望する学生にとって貴重な機会であり、一連の業務工程を全て経験することで働くイメージがしっかりと形成できるプログラムとなっている。中小企業の受け入れ事例として、他社の模範となるインターンシップである。

●株式会社昭栄美術(本社:東京都)
【インターシッププログラム5days ~ 浦安フェスティバル編~】

千葉県浦安市で開催されるフェスティバルのパレードの一部を企画・製作・運営するプログラム。学生自身がヒアリングから企画設計、コンペ形式でのプレゼンテーション、最終設営(納品)まで一貫して経験できるよう工夫しており、同社の事業全ての工程が見える点が評価された。
開催日数は5日間であるが、その間の期間はWEBツールを活用してチームのコミュニケーションや社員からのフォローがなされており、継続的に学生の支援が行われている。事業内容を活かし、協力会社や自治体を巻き込んでオリジナリティのあるプログラムが提供されている。

●株式会社 力の源ホールディングス(本社:福岡県)
【一風堂グローバルインターンシップ】

海外本部があるシンガポールへ渡航し、現地店舗で行う課題解決型のインターンシップ。産学連携プログラムとして実施されており、キャリアセンターとの連携もなされている。英語でのコミュニケーション、課題解決プロセスにおける分析手法やフレームワークの体得、提案アウトプットまでのチームワークなど、学生のスキルアップがなされるよう工夫されている。
また、渡航前の事前学習の機会提供や、現地社員・日本から一緒に渡航した社員から適切なフィードバックを行うと共に、帰国後には日本での報告会を開催するなどのフォローも手厚い。実施場所は海外であるが、国内実施に置き換えても参考にするべきポイントが多く、他社の模範となるプログラムと言える。

●ボッシュ株式会社(日本法人:東京都)
【Seasonal Internship(シーズナル インターンシップ)】

約一カ月の長期受入型インターンシップ。長期の受け入れはハードルが高い中、社内の協力を得て多数の受入部署を用意している。共通の課題が用意されているわけではなく、学生は部署の一員として受け入れられ、実際の課題や業務を担当することができ、そのプロセスを通して学生は社風や社員の働き方、働く姿勢に触れることができ、自身のキャリアを展望化できる点が高く評価された。一方で、長期の受け入れをする事で、社員も自らの仕事を棚卸しする機会となっており、よい相互効果が見られる。

●三菱電機株式会社(本社:東京都)
【技術系/実習型インターンシップ】
社員約3,000人の協力のもと、34拠点・247テーマ(部署)を設定し、学生の専攻知識や志向に合わせて各部署で受け入れが実施される10日間のプログラム。参加学生の評価や大学訪問から要望を吸い上げ、順次ブラッシュアップがなされている。専門的な実体験とフィードバックの繰り返しを経ることで、知識理解の幅や深さ、多面的に思考する観点を身につけることができる。
また、実習終了後期間を空け、学んだ経験を棚卸するコンテンツがあり、多様な社員との接触機会が提供されると同時に、学びとキャリアを接続させる工夫がなされている点も評価された。

■入賞~6社~

入賞は、優良な取り組みを実施し、学生からの支持を得た企業・団体に授与される。

・アルコット株式会社
・イオン株式会社 
・株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
・ソフトバンク株式会社
・東京地下鉄株式会社
・株式会社山形銀行

■インターンシップカンファレンス

第2回「学生が選ぶインターンシップアワード」優秀賞6社の中から「大賞」を選び、5月13日(月)に開催する『インターンシップカンファレンス』で発表。
『インターンシップカンファレンス』は、プログラムを通じ「インターンシップの未来を考える場」として開催する。
概要
●会場:日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7日経ビル3階)
●開催日時:2019年5月13日(月)13:00~16:00(予定)
●定員:500名(予定)参加費:無料(事前来場予約制)
●主催:「学生が選ぶインターンシップアワード」実行委員会
●後援:経済産業省/厚生労働省/文部科学省/日本経済新聞社/マイナビ
●プログラム:
 ①13:00~キーノートスピーチ(前年度大賞受賞企業/富士通株式会社)
 ②13:40~「学生が選ぶインターンシップアワード」表彰式(優秀賞受賞企業プレゼンテーション、大賞発表、審査講評)
 ③15:30~講演:「インターンシップアワードから紐解く学生の価値観」(多摩大学経営情報学部 初見康行准教授)
 ④16:00(予定)閉会
  ※閉会後、ミートアップセッション(ロビーでの名刺交換会)

■まとめ

学生の就職活動が短期間になり、十分な業界・企業理解が難しくなってきている現在、インターンシップアワードの表彰を通じ、インターンシップ実施企業数の増加を実現し、短期間での新規学卒者と労働市場とのより精度の高いマッチングが期待できるようだ。
今後、ますます深刻化する労働力不足に備え、このような取り組みに参加し、広く学生に周知されていくことが必要だろう。

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