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「視線を合わせて話す」が1位!採用面接での学生の態度で重要視するポイントを調査

2019.05.07

2020年卒就職活動(以下、就活)が解禁してから1ヶ月以上が経過。説明会やエントリーシートの提出も増えてきた頃だろうか。
ヤング男性向けブランド「ギャツビー」を展開する株式会社マンダムは、30~60代の企業新卒採用担当者412名を対象に、面接中の就活生の態度に関する調査を実施。面接中の「態度」が選考に影響することが明らかとなった。

■「視線を合わせて話す」が採用面接で最重要視される!

■「視線を合わせて話す」が採用面接で最重要視される!

「採用面接において、『学生の態度』で重要視するポイントはどこですか?」と聞いたところ、73.5%が「挨拶をする」、62.6%が「言葉遣い」と回答。多数の採用担当者が、会話におけるマナーを重要視している結果となった。
 一方、“非言語コミュニケーション”という観点では、「視線を合わせて話す」、「目を逸らさずに聞く」が続いてランクインしており、半数以上の新卒採用担当者が、会話だけではなく、会話中の視線も採用面接において重要視していることがわかる。

■相手の目を見て話す学生はプラスの印象

■相手の目を見て話す学生はプラスの印象

前問で採用担当者が重要視していることが明らかになった“視線”に関して詳細を調査。「採用面接において、しっかりと相手の目を見て話す学生から受ける印象は選考にどの程度影響しますか?」という質問に対しては、27.2%が「大きくプラスに影響する」と回答。「ややプラスに影響する」も含めると8割を超える採用担当者がプラスの影響があると回答している。
 一方、目を見て話すことができない学生の印象についても聞いてみたところ、28.4%が「大いに影響する」と回答し、「やや影響する」も含めると9割に迫る採用担当者が影響があると回答。
面接において相手の目を見て話せるか否かが、選考に影響することが明らかとなった。

■目を見て話さないと「自信がない」と感じる、61.4%

■目を見て話さないと「自信がない」と感じる、61.4%

「採用面接において、しっかりと相手の目を見て話すことは、どのような評価に繋がりますか?」と聞いたところ、53.6%が「熱意がある」、52.7%が「誠意がある」と回答するなど、総じてポジティブな評価に繋がっている。 一方、目を見て話すことができないと、61.4%が「自信がない」、46.8%が「コミュニケーション力がない」というネガティブな評価に繋がると回答した。

■早稲田大学 国際教養学部教授 森川 友義氏 コメント

「面接においては、自己PRや志望動機のように“何を伝えるのか”に終始する部分がありますが、それ以外にもケアすべきポイントが本調査で明らかになりました。調査結果では、相手の目を見て話せる就活生に対して8割を超える採用担当者がプラスの影響があると回答。そのほか、目を見て話せない就活生がいた場合、自信がないと評価する採用担当者が6割を超えるなど、非言語コミュニケーションの中でも「目を見て話すこと」の重要性が浮かび上がっています。
 その中で注目すべきが昨今若年層で低下が叫ばれる“視線耐性”です。視線耐性が低い場合、相手に見られることへの不安から、視線を合わせられなかったり、落ち着きをなくすなど、具体的な動作がでます。本調査結果を踏まえると、視線耐性が低い場合は面接官の好印象は獲得しづらい状況です。
 そんな就活生に視線耐性を高めるポイントとしておすすめしたいのが、身だしなみのケアです。例えば、毎日鏡越しの自分に向き合い身だしなみをチェックしてみましょう。その中で、スキンケアやニオイケア、ヘアケアを併せて行い、毎日積み重ねることは対人関係における自信へと変わります。今からでも遅くはないです。身だしなみケアを習慣化させ視線耐性を高め、ぜひ納得のいく就職活動にしてください。」

■まとめ

今回の調査で「視線を合わせる」という態度が、ある一定の影響を面接官に与えることがわかった。現代の若い世代が相手の目を見て話す力、「視線耐性」が低下しているという現状は企業内でも重要なポイントではないだろうか。新入社員への接し方も、こういった現状をふまえて対策を考えていく必要があるのかもしれない。