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【マイナビ調べ】2020年卒就活生の約4割が内々定獲得~4月末時点の内定率調査~

2019.05.13

 株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区)は、2020年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象とした「2020年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。

 本調査は、幅広い層の学生から内定率を調査することを目的として、2010年3月より開始し、今年で10年目となる。

■例年より高い内々定率

■例年より高い内々定率

 2020年卒学生の4月末時点の内々定率は、前年同月比6.1pt増の39.3%(2019年卒4月:33.2%)となった。全体の平均内々定保有社数は1.6社(前年同月比0.1pt増)と増加している。

■内々定を保有して活動を継続する学生は26.9%

 未内々定者を含めた活動を継続する学生の割合は、全体の87.6%とまだ活動は依然として活発だ。この87.6%は、未内定者60.7%に、内々定を保有して活動を継続する学生26.9%を合算して算出したもの。内々定を保有して活動を継続する学生の割合は、内々定率39.3%に今後も活動を継続すると回答した学生の割合68.5%(内々定先に不満なので続行する:16.6%+内々定先に不満ではないが他の企業も見たいので続行する:51.9%)を掛けて算出している。

■大学院生の内々定率は51.8%と早い進捗

 内々定率の文理男女別の比較では、文系学生(男子35.5%、女子32.5%)よりも理系学生(男子50.9%、女子42.8%)が大きく上回っている。また、理系学生のうち、学部生と大学院生で比較すると、学部生44.3%に対し院生は51.8%と、早くも半数を超えており進捗が早い傾向だ。

■まとめ

 例年よりも早い段階で内々定率の上昇が見られるようだ。しかしながら、「他の企業も見たいから就活を継続する」という学生も多く、企業の比較検討に慎重な姿勢が見られる。2021年卒業の学生から就活時期のルールも変更になるため、今後の動向が気になるところだ。

「2020年卒マイナビ大学生就職内定率調査」調査概要
【調査方法】 『マイナビ2020』の会員に対するWEBアンケート
【調査期間】 2019年4月24日(水)~4月30日(火)
【調査対象】 2020年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生
【有効回答数】 7,342名(文系男子1,439名、文系女子3,701名、理系男子1,098名、理系女子1,104名)