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ビジネスマンの3人に1人は「オフィスカジュアル迷子」。オフィスカジュアルのOKラインとは?

2019.05.13

 クールビズが5月からスタートした。いまや銀行やメーカーがオフィスカジュアルを奨励するなど、カジュアル化が進んでいる。
 
 今回、オフィスカジュアルに関する意識調査を実施したところ、オフィスカジュアルに賛成しながらも、3人に1人が「オフィスカジュアル迷子」になっている現役ビジネスマンの実態が明らかになった。

■オフィスカジュアルに約8割が賛成も、3人に1人はオフィスカジュアル迷子の実態が判明

■オフィスカジュアルに約8割が賛成も、3人に1人はオフィスカジュアル迷子の実態が判明

 オフィスカジュアルについて質問したところ、全世代で賛成が82.5%と、大多数がビジネスウエアのカジュアル化を支持。

 その一方で「オフィスカジュアルで悩むことはあるか」の質問に対して、36.3%が「ある」と回答した。

■オフィスカジュアル迷子の約7割が「どこまでカジュアルにしていいのかわからない」!

■オフィスカジュアル迷子の約7割が「どこまでカジュアルにしていいのかわからない」!

 全世代で最も多かった意見は「どこまでカジュアルにしたらいいのかわからない」という回答で、74.0%だった。特に40~50代男性の8割以上が回答していることから、特に悩んでいることがわかった。40~50代男性は、スーツの着用歴が長いため、カジュアルのさじ加減に悩む傾向にあるようだ。
 
 また、「社内での周囲の目や意見が心配」という悩みは、年代が若いほど回答する割合が高くなっており、20代男性は、周囲の目や意見を気にする傾向にあるようだ。

■アイテム別オフィスカジュアルOK/NG調査!結果からわかったその境界線とは

■アイテム別オフィスカジュアルOK/NG調査!結果からわかったその境界線とは

 オフィスカジュアルの境界線とはどこなのか。アイテム別にオフィスでの着用がOKかNGか質問した。

 TシャツなどのカットソーをOKと回答したのは49.3%、ニット単体での着用OKも53.9%となり、意見が分かれた。また、ポロシャツなどの襟付きのアイテムには約7割以上がOKと回答していることから、トップスは襟が付いているかどうかが一つの目安となりそうだ。

 一方、ボトムスでは、ジーンズをOKと回答したのは38.3%に留まった。ジーンズ着用を認める企業もあるが、まだまだ議論が分かれるところのようだ。逆にチノパンは78.9%がOKと回答。ジャケパンスタイルの一般化によりチノパンはオフィスカジュアルのアイテムとして、広く受け入れられている。

■世代で見るオフィスカジュアルのOKアイテムは?

■世代で見るオフィスカジュアルのOKアイテムは?

 オフィスカジュアルOKと回答したアイテムについて、社内での周囲の目や意見を気にする傾向にある20代と30~50代を比較してみた。

 OKの回答に差が出たアイテムを見てみると、Tシャツなどのカットソーとジーンズは、20代が多くOKと回答しており、若い世代から支持されているアイテムのようだ。

 一方で、カラーシャツとスニーカーは30~50代が20代よりも多くの人がOKと回答しており、20代が考えているよりも一般化しているアイテムといえそうだ。

■調査概要

・「ビジネスウエアに関する意識調査」
・調査主体:ユニクロ 
・調査機関:マクロミル 
・調査方法:インターネット調査
・調査期間:2019年3月6~7日 
・調査対象:20~50代のビジネスマン(男性)412人

■まとめ

 オフィスカジュアルは、基準が曖昧で、どのラインまでがOKなのかわからない人は多いようだ。

 今回のアンケート調査を参考に、「オフィスで周りを不快にさせない服装」という点を基準に、自身の服装を振り返ってみてはいかがだろうか。