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総務省とコクヨが実証実験をスタート。新時代のオフィス環境「ABW」はフリーアドレスを超えるのか

2019.05.15

 コクヨ株式会社(本社:大阪市)は、総務省が2019年5月初旬から12月末までの期間で実施予定のABW(Activity Based Working)型オフィスの実証実験に協力することを発表した。

■ABWとは?

 「Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」の略で、元々はオランダから始まったワークスタイルだ。日本で浸透してきている「フリーアドレスオフィス(=座席を固定しない制度)」とは、また一つ違ったスタイルを指している。

 フリーアドレスでは限られた空間の中で自由に席を選択できるが、ABWでは作業内容によって「場所」を自由に選択できる。

 周りの雑音が入らない「電話用のスペース」、一人で作業に集中できる「ソロ・ワークスペース」、座りっぱなしを防止する「スタンディングワークスペース」など、作業別・目的別にワークスペースを選択できる新しい働き方だ。尚、テレワークも「ABW」の概念に含まれる。

■職員のコミュニケーション活性化等の可能性を検証

■職員のコミュニケーション活性化等の可能性を検証

 今回、総務省は、新時代の官公庁オフィスの執務環境やワークスタイル等のあり方、職員のコミュニケーション活性化等の可能性を検証するため、ABW型オフィスの実証実験スペース「OR(Office Reform)ラボ」を創設し、各種実証実験の実施を予定している。

 総務省では、4年前からオフィス改革に着手しており、ペーパーレス化などの成果を上げるなど、全国の官公庁オフィスの模範となる取り組みを推進してきた。

■新時代の官公庁オフィスの構築を目指して

 「ORラボ」での実証実験は、さらに先を見据えた新時代の官公庁オフィスの構築を目指し、集中スペースや多目的コラボスペースの確保、アイデア創発ソファー等を配置した執務環境の下で行われる。
 
 また、本実証実験の成果については、調査研究が行われる予定だ。

■実証実験スペース「OR(Office Reform)ラボ」の主なオフィス家具

■実証実験スペース「OR(Office Reform)ラボ」の主なオフィス家具

  

・集中スペース:スクリーンブース「inframe(インフレーム)」、オフィスチェアー「ing」で構成
・多目的コラボスペース:教育用家具「Campus UP(キャンパスアップ) フラップテーブル」、チェアー「Mycket(ミケット)」で構成
・アイデア創発ソファー:システムソファー「Collesso(コレッソ)」で構成

■まとめ

 さまざま働き方改革が進められている中、活動に適した空間で仕事が進められるABWは、社員一人ひとりが自ら考えながら働くことができ、生産性の向上も期待できるだろう。
 働く環境の選択肢を増やしていくことが企業に求められる中で、総務省の例などを参考に対応を進めてみてはいかがだろうか。