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「明治(meiji)」食品業界のホワイト企業第一位に選ばれる。産休・育休後の復職率&定着率が100%。

2019.06.03

 株式会社グローバルウェイ(本社:東京都港区)が運営している、企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は、「食料品業界の“ホワイト度が高い企業”ランキング」を公開。

 食品業界のホワイト企業第一位に選ばれた「明治(meiji)」。働きやすい環境とは、どのような環境なのだろうか。

■ホワイト企業とは?

 ホワイト企業とは、福利厚生の充実、離職率の低さなど働く上での環境のよさから、高い評価を受けている企業のことをいう。

 「ホワイト企業」に対しては、「ブラック企業」という言葉が存在している。

■食料品業界の"ホワイト度が高い企業"ランキング

■食料品業界の"ホワイト度が高い企業"ランキング

 1位は、牛乳やチョコレート菓子のほか、粉ミルクから介護食品に至るまで幅広い商品を取り扱っている、2016年に創業100周年を迎えた明治グループに属す大手食品会社の明治となった。

■産休・育休後の復職率および定着率100%の「明治」

 社員が働きやすい環境を実現すべく「労働時間の適正化」に積極的に取り組み、ノー残業デーの実施や有給休暇の取得等を奨励。

 社員の健康管理に注力する姿勢が評価され、2年連続で「健康経営優良法人(ホワイト500)」に認定されている。

 グループとして女性の活躍支援や仕事と家庭との両立支援制度に注力しており、産前・産後休暇、育児休業後の復職率および定着率は100%。

 対象家族1名につき通算365日取得可能な介護休業など、介護と両立する社員に対しても手厚い制度がある。

 なお、明治グループの2017年度の離職率(新卒者の3年未満の離職率)は9.3%。日本の平均離職率は31.8%となっており、働きやすい環境であることがうかがえる。

■1位「明治」の働く環境に関する口コミ

 「出産、育児に理解があり、早上がり等のシステムがあります。実際に使われている方もたくさん見てきました。また、介護も同様です。介護休職をしている方もいました。これらの制度が取りやすいように思いますし、突然の有休も理解してもらえるようです」
(研究開発/30代前半女性/年収450万円/2017年度)

■調査概要

・調査対象:『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「食品①~⑤」に記載の企業のうち、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業
・調査内容:企業別にキャリコネユーザーによる「ホワイト度」評価の平均値を算出(5点満点)
・対象期間:2015年4月1日~2018年3月31日
・回答者:キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員

■まとめ

 産休や育休後の復職率、定着率が100%と、ホワイト度が高い企業として「明治(meiji)」が1位となった。さまざまな制度があり、それらの制度がきちんと活用されているようだ。

 今後ますます深刻化するであろう労働力不足。働き方改革が進む中、上位企業の福利厚生制度などを参考に、従業員が働きやすい環境とはどういったものか、考えてみてはいかがだろうか。