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将来的にもIT人材の不足は確実? 成長産業のAI・IT職種が不人気な理由とは。

2019.06.05

 株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区)は、2020年卒業予定の全国の大学生、大学院生7,342名を対象に、AI推進の社会の中で、自身の働き方についてどのように感じ、考えているのかを調査した『マイナビ AI推進社会におけるキャリア観に関するアンケート』を発表した。

■志望するAI-IT関連の職種は?

■志望するAI-IT関連の職種は?

 将来的なIT人材不足が嘆かれる中、学生の75.4%がAI・IT職を志望しないと回答した。

 職種との関連性が高い理系学生についても、理系男子67.1%、理系女子81.0%が志望しないと回答している。

■AI推進の社会で働いていくことについて感じることは?

■AI推進の社会で働いていくことについて感じることは?

 AI推進社会で働いていくことについて、不安を感じる意見があるものの、3分の1の学生が『業務効率が上がるだろうと期待している』と回答した。

■AI-IT職種を志望する上で困難に感じることは何か?

■AI-IT職種を志望する上で困難に感じることは何か?

 61.1%の学生がAI・IT関連職種を志望する際のハードルに感じているのが、『どの程度プログラミングスキルを求められるのか基準がわからない』という点であった。

■まとめ

 AI・IT関連職種について、企業側のニーズと学生の志望度に大きな乖離があるようだ。スキルの基準がわからないことも一つの要因となっている。

 企業は学生の仕事理解を促すために、具体的な業務内容や必要とされるスキル等、明確に示していく必要があるだろう。