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1カ月最大3万円支給!? 斬新な福利厚生制度「殿様ランチ」で地域貢献と働く楽しみを創出

2019.06.05

 選挙調査を行う株式会社グリーン・シップ(本社:東京都千代田区)は、福利厚生として昼食代を補助する制度「殿様ランチ」を、2019年4月より開始。

 本制度を開始することにより、地域貢献と働く楽しみを創出することができるようだ。

■「殿様ランチ」のシステム

 「殿様ランチ」は、株式会社グリーン・シップの従業員を対象に、1カ月最大30,000円(15日間で15,000円ずつ支給)の昼食代を会社が補助する制度。1カ月の出社が20日間の場合、毎日使用して1日当たり1,500円を使用するのでも、高級フランス料理などで1回で15,000円使用するのでも構わないようだ。

 支給条件は、昼食代として支払ったレシートを提出して申請すること、そして、オフィス近隣、もしくは営業先近くの飲食店かコンビニエンスストアなどのテイクアウト店の利用に限るとしている。

■豪華な昼食で地域貢献と働く楽しみを

 従業員全員に公平なメリットがあり、地域貢献と働く楽しみを創出できることから、本制度を開始することにした。

 株式会社グリーン・シップのオフィスが位置する東京都千代田区平河町は、高級レストランや老舗の飲食店が多く、近くにはミシュランの星を取る店舗もある。

 若いうちからフルコースのフランス料理や懐石料理などを経験することで、感性が豊かになり、結果的に顧客との会話や社内コミュニケーションの活性化につながると考えているそうだ。

■制度導入後の社員の声

情報システム本部 女性(2019年4月新卒入社/18歳)

4月に入社してから、社長に昼食へ連れていってもらった日もあり、『殿様ランチ』制度を毎日は利用できていませんが、とてもありがたい制度だと思っています。私は3月まで高校生だったので外食は慣れていないため、これまで制度を利用してお弁当を買って社内で食べていますが、今後は先輩と一緒に少し背伸びをした和食のお店にトライしてみようと考えています。学生時代にいろいろな会社の求人票を見ましたが、昼食手当がある企業はなかったですし、現在ルームシェアをしている専門学校に通う高校時代からの友人にもうらやましいといわれています。

情報システム本部 男性(2016年4月新卒入社/26才)

制度ができて、今まで昼食を食べていたよりも少し値段の高いお店に行って利用しています。昼から2500円の焼き肉や1500円の寿司を躊躇なく頼めるのはうれしいです。独身で実家暮らしのため、この制度ができてからお金が減らなくなったと思います。「今週は現金使ったかな?」と思うことさえあります。昼食代が浮いた分、ゴールデンウィークには、福岡へ贅沢な一人旅へ行ってきました。今後は、以前に会社で連れて行ってもらったことがある有名なうなぎ屋へ自分で行ってみようと計画しています。学生時代の友人に福利厚生の話をすると、みんなからうらやましいといわれていますし、その分しっかり仕事をしなければという気持ちになっています。

営業部 男性(2016年7月中途入社/34才)

営業の仕事をしていると昼食時間に1時間を使えないことも多いです。なので豪華なレストランでゆっくりと食事をするというのはなかなか難しいです。でも、今まで行っていたお店で頼んでいたメニューよりも、ワンランク上のものを注文できるのはありがたいです。考えてみれば、この制度ができてから立ち食い蕎麦屋へ行くことは減った気がします。自分は限度額すべてを使い切ることを考えてはいませんが、その時に自分が食べたいものを食べられることは、とても良い制度だと思っています。

■まとめ

 ランチ代の補助を受けることで従業員の金銭的な負担が減るだけでなく、ランチをきちんととることで、集中力を高め午後の業務も取り掛かることができる効果もあるようだ。

 「殿様ランチ」は他社にはない斬新な福利厚生だ。このような福利厚生の充実は、優れた人材の採用や優秀な社員の定着にもつながっていくのではないだろうか。