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USENグループ、生涯現役で働ける環境づくりを推進。定年を70歳に延長し、シニア世代を積極的に活用

2019.06.20

 株式会社 USEN-NEXT HOLDINGS(本社:東京都品川区)は、従来の定年再雇用制度を見直し、9月より、従業員の定年を現行の60歳から70歳まで延長することを決定した。社員がより長く安心して働くことができる環境を整え、エネルギッシュで優秀な人材を幅広く採用していくことを目的にしているようだ。

■「70歳継続雇用」高年齢者雇用安定法改正案の骨子が発表

 5月に政府が開いた未来投資会議では、高年齢者雇用安定法改正案の骨子が発表され、希望する高齢者が70歳まで働ける機会を確保することを企業の努力義務とする方針が示されている。

 政府の改革によって、就労を希望する高齢者が意欲的に働ける環境を整える動きも進んできている。

■定年延長は、社員のモチベーションの向上に

 現行の制度は、60歳で定年を迎えた後、希望者は”契約社員”として1年毎に契約更新を行い、最長65歳まで働くことができた。

 今回の制度の見直しにより、60歳で一度定年を迎え、その後本人が希望すれば、70歳まで”正社員”として継続して勤務することが可能となる。

 今回の定年延長は、社員のモチベーションの向上につながり、また、60歳以上の社員も貴重な戦力として活用していくことができる。

■イキイキと活躍できるサポートの必要性

 株式会社 USEN-NEXT HOLDINGSは、定年制度の見直しを図り、定年や年齢に関係なく、ライフスタイルにあわせて社員一人ひとりがイキイキと活躍できるようサポートしていく。

 今後は定年制度そのものを見直し、生涯現役で働けるような環境づくりに向け、さらに検討を重ねていくようだ。

■正社員の定年が2回

・60歳…正社員として一度目の定年。
本人が希望すれば、正社員として再度雇用できる。

・70歳…二度目の定年。

■報酬は一人ひとり再査定し、再雇用時に決定

■報酬は一人ひとり再査定し、再雇用時に決定

 働き方改革推進の一環として、2018年6月より「Work Style Innovation」と名付けた人事プロジェクトを始動。

 既成概念にとらわれず、社員がイキイキとエネルギッシュに働けるコミュニティづくりを推進してきた。

 今後も、社員一人ひとりがイキイキとかっこよく働けるよう、より柔軟で生産性の高い働き方の実現を目指していく。

■まとめ

 今後ますます深刻化する労働力不足において、定年を70歳に延長することは必要不可欠な対策といえるだろう。

 企業側は、定年延長の実施にあたり、体力面、待遇面などの不安用素の策や、最新機器について再教育が必要かどうかなども検討する必要があるだろう。

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