就活生が新規事業を立ち上げるチャンス「新規事業プレゼン制度」。入社後すぐに活躍できる人材へ
中小企業に向けたWEBマーケティング事業等を展開する、株式会社ハロネット(本社:東京都渋谷区)は、既存社員だけでなく、自社選考へ進んでいる就職活動生に対しても、新規事業立ち上げのチャンスを与えるべく、「新規事業プレゼン制度」を導入する。
入社前からチャンスを与える制度により、より早い段階でビジネスに携わる機会を提供。入社後すぐに活躍できる人材となってもらうことを目指しているようだ。
■売り手市場の就職活動で起きているミスマッチ
学生優位と言われる超売り手市場の中、2018年は過去最高の就職内定率98%を記録した。一方で、同年新卒入社者を対象に行ったアンケートでは、約6割が「新卒で決めた企業への入社を後悔している」と回答している。
主な理由として、情報収集が足りなかった、やりたいことが明確にならないまま入社してしまったなど、受け身の姿勢で就職活動に臨んでいた事が挙げられる。
その結果、知名度や規模感で入社を決めてしまい、入社後のミスマッチに繋がっていることが考えられる。
■就職後のミスマッチを回避
株式会社ハロネットは、やりたい事が明確な学生へアプローチしていく中で、将来「起業したい」「新規事業を立ち上げたい」という目標を持つ学生が多い事に注目。入社のタイミングで新規事業を立ち上げられるという事を、制度として導入する事にした。
■早い段階でビジネスに携わる機会を積極的に提供
この制度は、最終面談に進む学生に限り与えられる制度で、面談の場で代表に対して新規事業のプレゼンを行えるというものだ。代表に認められる事が出来れば、インターンという形で、入社前から事業の立ち上げを任せていくようだ。
これまでも、新卒入社3ヶ月で新規事業を立ち上げたり、子会社社長を任せたり、新入社員へのチャンス提供は活発に行われていたが、入社前からそのチャンスを与える制度によって、より早い段階でビジネスに携わる機会を積極的に提供する。
■まとめ
今後ますます深刻化する労働力不足。受け身の姿勢で就職活動に臨んでるため、入社後のミスマッチに繋がって離職してしまうなどの問題があったようだ。
ただ人材を確保するだけでなく、就活生が新規事業を立ち上げるチャンスを企業が与えることにより、スキルのある人材や優秀な人材を確保し、入社後すぐに活躍できる人材へつなげていく。
新入社員の離職に悩んでいる企業は、このような制度を参考にしてみてはどうだろうか。