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エプソン、「環境配慮型オフィスプロジェクト」で企業のSDGsへの取り組みを支援。

2019.07.05

 エプソンは2019年7月1日より、環境配慮型オフィスプロジェクトをスタートした。

 使用済み用紙から新たな用紙を再生産する乾式オフィス製紙機PaperLabと、高生産性と省エネルギー性能を両立した高速ラインインクジェット複合機/プリンターを組み合わせることで、オフィス印刷における紙循環を実現した、「環境配慮型オフィスセンター」を設置。資源サイクルを活性化させ、さらなる環境負荷の低減に貢献するようだ。

■取り組みとSDGsとの関連

■取り組みとSDGsとの関連

 SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。

 SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標だ。

 17の大きな目標と、達成するための具体的な169のターゲットで構成されている。

 エプソンが取り組む「環境配慮型オフィスプロジェクト」はSDGsの7つの項目に該当するようだ。
  6:安全な水とトイレを世界中に
  7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8:働きがいも経済成長も
  9:産業と技術革新の基盤をつくろう
 11:住み続けられるまちづくりを
 12:つくる責任つかう責任
 15:陸の豊かさも守ろう

■持続可能な社会の実現

■持続可能な社会の実現

 エプソンは社会にとって「なくてはならない会社」になることを経営理念に掲げており、これはSDGsの目的である持続可能な社会の実現と一致していると考える。

 この環境配慮型オフィスプロジェクトにより、SDGsの目標達成に貢献する活動として社会課題を解決し、エプソンは持続可能な社会の実現に向けて一丸となって取り組んでいく。

 そのような中、使用済み用紙から新たな用紙を再生産する乾式オフィス製紙機PaperLab「A-8000」と、高生産性と省エネルギー性能を両立した高速ラインインクジェット複合機/プリンター「LX-10000Fシリーズ」を組み合わせることで、オフィス印刷における紙循環を実現した、「環境配慮型オフィスセンター」を設置。環境配慮型オフィスによる小さな紙循環サイクルを目指す。

■エプソン商品を使った環境配慮型オフィスによる環境の取り組み強化をコンセプトに

 エプソンの新宿オフィス用として購入するコピー用紙を今後1年で年間約30%(約130万枚)削減することを目指し、中期的にはさらなるコピー用紙使用量の削減や、オフィスの電力消費量の削減を実現できるよう取り組んでいく。

 エプソンの新宿オフィス(JR新宿ミライナタワー29階~32階)の全フロアに回収ボックスを設置し、使用済み用紙を回収し、「環境配慮型オフィスセンター」で新たな用紙として再生産。コピー用紙だけでなく、厚紙、色付き紙にアップサイクルし、ノベルティのノート・お礼状カード・カレンダー、また社員の名刺、社内表彰用の賞状、メモパットなどとして活用していく予定だ。

 これまでもエプソンは自社の機密文書を含む使用済み用紙を、プリンターのインク吸収体としてアップサイクルし、メンテナンスボックスとしての活用や、乾式オフィス製紙機を使って社員の名刺などに再利用していたが、今後は可能な限り、使用済み用紙の紙資源の循環を実現していく。

■拠点概要

●新宿オフィス住所:東京都新宿区新宿4-1-6 JRミライナタワー29階
●新宿オフィス内社員数:約1,100名
(セイコーエプソン株式会社約100名、エプソン販売株式会社約1,000名)
●プロジェクト推進担当:エプソン販売株式会社
●環境配慮型オフィスセンター設置開始:2019年7月1日
●今後1年間のコピー用紙購入枚数の削減目標:約30%(約130万枚)※1削減
●設置機材:乾式オフィス製紙機PaperLab A-8000 2台 、高速ラインインクジェット複合機/プリンターLX-10000F 1台他
●見学について:見学の正式開始は2019年秋以降を予定

■まとめ

 エプソンが取り組む「環境配慮型オフィスプロジェクト」では、新たな紙を再生し、資源サイクルを活性化させ、環境負荷の低減に貢献する。企業全体でSDGsへの取り組みを支援していくようだ。

 企業が将来に渡って継続するためには、今後、社会のニーズを重視した経営と事業展開が必要となってくるだろう。
 
 エプソンは秋以降に、この環境配慮型オフィスを顧客に提供していく活動を強化する予定だ。各企業が注目する活動になるのではないだろうか。 

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