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男性の育休「取るべき」と感じる一方、普及しない最大の理由とは?

2019.07.22

 国内外で企業の人材育成を支援するサイコム・ブレインズ株式会社は、男性の育児休暇取得に関する調査を実施。社会人332人(男性179人、女性149人、無回答4人)が回答したアンケートを元に、男性が育休を取りにくい原因を解説する。

■85%の人が男性も育児休暇を「取るべき」と回答

図1:男性が育児休暇を「積極的に取るべき」または「ある程度は取るべき」と回答した割合
図1:男性が育児休暇を「積極的に取るべき」または「ある程度は取るべき」と回答した割合

 アンケート結果によると、回答者の85%が、男性が育児休暇を「取るべき」と答えていた。また各年代共通で、男性よりも女性の方が、男性が育休を「取るべき」と回答していた割合が高いという傾向が見られた。

■アンケート結果から分かった、男性が育休を取りにくい理由

図2:男性の育児休暇が普及しない理由は(複数回答)
図2:男性の育児休暇が普及しない理由は(複数回答)

 男性の育児休暇が普及しない理由(複数回答)として最も多かったのが「取りにくい雰囲気」(71%)という回答だ。次いで、「育児休暇は母親がとるものと認識されている」(49%)、「人手不足で長期離脱が難しい」(48%)が多かった。

■育休が「取りにくい雰囲気」というのは思いこみ?育休を取りやすい職場の雰囲気作りが大切

 アンケート結果によると、男女問わず回答者の大多数が男性の育児休暇について「取るべき」と感じている。そのため、男性が育休を「取りにくい雰囲気」というのは、本人や配偶者の「思い込み」である可能性が高いようだ。

 男性が育休を取りやすくするためには、企業レベルでの啓発活動や直属の上司が背中を押し、部署内の体制を整えることが必要だといえそうだ。

■育休は「母親が取るもの」?偏見を払拭する取り組みが、男性の育休取得増加に効果的

 次いで多かった「育児休暇は母親が取るものと認識されている」という回答は、男女による役割分担という「無意識の偏見」が原因だと考えられる。
 
 偏見を払拭するためには、まずは週や月単位など短期間からでも育休を取得する男性を増やす取り組みが必要だ。そうした男性は、育休取得の「ロールモデル」となるだろう。同時に、ワークショップ等を実施し、社員の無意識の偏見を緩和することも、男性の育休取得増加に効果的だ。

■直属の上司の後押しが、「パタハラ」の懸念払拭の鍵

 近年、「パタニティハラスメント(パタハラ)」が問題視されている。パタハラとは、積極的に育児参加する男性に対するハラスメントのこと。パタハラへの懸念が、今後育休を取る男性の足かせになってしまう可能性があるようだ。

 パタハラの懸念を払拭するためには、人事だけでなく、直属の上司が「男性が育児休暇を取ることは自然である」というメッセージを発信することが重要だ。

■まとめ

 男性の育休取得が普及しない理由に「取りにくい雰囲気」があると回答する人が多かった。

 働き方改革など、多様性のある働き方が求められている現在、男性の育休取得を促すことが重要だ。職場の雰囲気作りや偏見を払拭する取り組み、直属の上司の後押しなどによる、男性の育休取得を増やす仕組み作りに取り組んでみてはいかがだろうか。

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