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働く主婦が希望する東京オリンピック期間中の働き方とは?

2019.07.25

 主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(本社:東京都新宿区)の調査機関しゅふJOB総研は『オリンピックと仕事への影響』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を実施した。

 東京オリンピック開催期間中、働く主婦にとってどんなことが仕事に影響し、何を希望しているのだろうか。

■2020年の東京オリンピック開催が「楽しみ」73.2%

■2020年の東京オリンピック開催が「楽しみ」73.2%

 「2020年の東京オリンピック開催が楽しみですか」と質問をしたところ、「とても楽しみ」が32.4%、「どちらかといえば楽しみ」が40.8%で、「楽しみ」と回答した人は73.2%という結果だった。

■東京オリンピック開催期間中に仕事に影響「ありそう」27.1%

■東京オリンピック開催期間中に仕事に影響「ありそう」27.1%

 「東京オリンピック開催期間中、あなたの仕事に何らかの影響はありそうですか」と質問したところ、仕事に影響が「ありそう」と回答した人は27.1%だった。

 

 

 オリンピック開催の直接的影響が比較的少ないと考えられる一都三県以外の地域では、なさそうという回答は6割を超える。 

■“ありそう”な仕事への影響「通勤時間帯の混雑が激しくなりそう」62.8%

■“ありそう”な仕事への影響「通勤時間帯の混雑が激しくなりそう」62.8%

 「ありそう」と回答した人に、「仕事にどんな影響がありそうですか」と質問したところ、「通勤時間帯の混雑が激しくなりそう」が62.8%となった。また、「想定外のトラブルが増えそう」との回答も46.3%と、オリンピックそのものは楽しみである一方で、仕事上の不安もあることがわかる。

■オリンピック開催中、希望する働き方は

 「東京オリンピック開催中、あなたが希望する働き方としてあてはまるものは何ですか」と質問すると、「オリンピックを理由とした希望はない」が45.8%となった。

 政府は2017年より、2020年東京オリンピックの開会式にあたる7月24日を「テレワーク・デイ」と位置づけて働き方改革の国民運動を展開してきた。そのため、オリンピック期間中のテレワークニーズも高まっているかと思われたが、「東京オリンピック開催期間中、あなたが希望する働き方として当てはまるものをお教えください」という質問で「通勤混雑を避けるためテレワークしたい」と回答した人は12.0%に留まった。

 「通勤混雑を避けるため時差出勤したい」と回答した人の方が多く、21.5%と約2倍という結果だった。

■働く主婦層は、テレワークよりも時差出勤を選ぶ傾向

■働く主婦層は、テレワークよりも時差出勤を選ぶ傾向

 よりテレワークニーズが高そうな条件として「通勤時間帯の混雑が激しくなりそう」と回答した一都三県在住者のみに絞って集計したところ、21.1%に上昇したものの、それでも1/5程度という結果だった。

 一方、時差出勤希望者はさらに増え39.5%となった。

 働く主婦層が希望する通勤混雑時の対処策としては、テレワークよりも時差出勤を選ぶ傾向があるようだ。

■オリンピック開催に対して、数々のフリーコメント

【交通機関の混雑への不安】
・直接の影響はあまりないと思うが、公共交通機関の混雑には戦々恐々とした気持ちでいる(50代:契約社員)

・在宅ワークなので特に何もないが、たまに仕事で出かけるのでそのときに混雑しているかと考えると憂鬱。人混みが多すぎると精神的に疲れて仕事ができない(50代:SOHO/在宅ワーク)

・公共交通機関の混雑の影響があると思うので会社側が積極的に休みにするなど考えて欲しい(40代:派遣社員)

・時間通りに通勤できるのか不安(50代:派遣社員)

【仕事への影響】
・接客してるので、日常会話の英語位は勉強しようと思う(40代:パート/アルバイト)

・派遣先が飲食業なので売上が上がるのではないか(40代:派遣社員)

・観戦したい競技は、ぜひ観たいので仕事をセーブすることを認めてほしい(50代:契約社員)

・出来ればボランティアをしたいので、お休み出来たらいいなと思う(40代:今は働いていない)

・大阪サミットでも荷物の配送が制限されたようで、東京オリンピックもそうなるのではないかと思っている。荷物が届かないと仕事にならないかも(50代:パート/アルバイト)

・残業が少なくなりそうです(40代:今は働いていない)

・残業が少し増えるかも??(40代:パート/アルバイト)

・オリンピックは、見れる限りテレビで見ると思うので、睡眠不足というところで、影響はあるのかなって思います(50代:パート/アルバイト)

・折角の機会だから、職場内で調整しながら、可能な限り休めばいい(50代:契約社員)

・仕事への影響はないと思うが、株式投資をしているため、少しでも上向きになればいいなと思っている(40代:SOHO/在宅ワーク)

・オリンピック前中後で仕事の数がどう変化してしまうのか、とても不安です(50代:今は働いていない)

・オリンピックが気になって仕事が手につかなさそう(40代:フリー/自営業)

・お寿司屋でバイトしているので外国人に和食屋ならではのおもてなしと美味しいお寿司を食べていただき日本の良さをアピールしたい(50代:パート/アルバイト)

・景気が良くなってお仕事が増えることや給与等が上がってくれることを期待しております(60代:フリー/自営業)

・レギュラーワークでなく単発希望の者なので、それに付随した案件がきたら嬉しいけど、関西なのでないだろうな(40代:フリー/自営業)

・オリンピック休暇なるものを会社が用意してくれれば嬉しいが今はまだ分からない。結局有給を使うことになりそうな気がする(30代:パート/アルバイト)

・ちょうど閑散期のため、夏季休暇が普段より長めになるかもしれない。パート雇用のため、休みは嬉しいが連続して休日になるのは金銭的に厳しくなるのが悩みところです(50代:パート/アルバイト)

・せっかくなので、オリンピックを楽しむために業務の調整ができると嬉しいです(40代:派遣社員)

【影響はない】
・首都圏ではないので関係ない(50代:パート/アルバイト)

・仕事とオリンピックは、正直、あまり関係性がないと思います(40代:パート/アルバイト)

・影響がある仕事をしているかどうかわからない(40代:今は働いていない)

【オリンピックを契機に】
・地方にも活性化に繋がる何か取り組みをしてほしい(30代:契約社員)

■主婦の間でテレワークのニーズが高まっていない理由

 テレワークのメリットはたくさんあるはずだが、働く主婦層の間でニーズが高まっていない理由としては以下が考えられる。

 ①テレワークに適した業務設計が不十分
 ②テレワークできる社内ルールの整備が不十分
 ③テレワークできる設備が不十分
 ④テレワーク勤務者の事例が少ない
 ⑤在宅の場合、仕事と家庭のオン・オフがつけづらい
 ⑥販売やサービス職などテレワークを導入しづらい職務従事者が多い。

 テレワークしやすい環境がもっと広がり、テレワークそのものがもっと身近になれば、希望者の比率も変わってくるのではないだろうか。

■まとめ

 働く主婦は、テレワークよりも時差出勤を選ぶ傾向にあることが今回のアンケート調査で分かった。

 政府は、2017年より、2020年東京オリンピックの開会式にあたる7月24日を「テレワーク・デイ」と位置づけ、働き方改革の国民運動を展開してきているが、まだまだニーズが高まっていないようである。

 オリンピック開催期間中だけでなく、フルタイム勤務が難しい人材が活躍できるテレワーク。導入のためのハードルが下がるよう企業の対策が必要だといえるだろう。