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「上司についての意識調査」部下の回答から見えた『良い上司の条件』

2019.08.22

 株式会社タバネル(本社:大阪府大阪市)は、全国の20~59歳の直属の上司がいる会社員を対象に「上司についての意識調査」を実施。

 部下が考える、「良い上司の条件」が明らかになった。

■「良い上司」のもとで働く部下ほど、自分の仕事にやりがいを感じている

■「良い上司」のもとで働く部下ほど、自分の仕事にやりがいを感じている

 

 

 

 「良い上司」のもとで働いていると感じている人はどの程度いるのだろうか。自分の上司が「良い上司」と感じているかを調べた。

 「大いにあてはまる」13.8%、「ややあてはまる」35.0%という結果に。

 次に、「自分の仕事にやりがいを感じているか」について聞いてみた。

 自分の上司が「大いに良い上司」と回答した人のうち、計66.7%が「大いにあてはまる」「ややはてはまる」と回答。一方、自分の上司が「良い上司ではない」と回答した人で仕事にやりがいを感じている人は、31.8%という結果に。34.9%の差が出たことから、より良い上司のもとで働くほど、やりがいを持って働くことができるようだ。

■良い上司の3つの条件:「部下の話を聞く」「指示が明確」「意見を理解させることができる」

■良い上司の3つの条件:「部下の話を聞く」「指示が明確」「意見を理解させることができる」

 続いて、自分の上司について聞いてみた。

 「あなたの意見をあなたの上司は聞いてくれる」に対しては、「大いに良い上司」と回答した人の96.1%、「良い上司ではない」回答した人の27.5%が「大いにあてはまる」「ややあてはまる」と回答。68.6%もの差が出る結果となった。

 「あなたの上司の指示は明確である」に対しては、「大いに良い上司」と回答した人の96.1%が、「良い上司ではない」回答した人の15.3%が「大いにあてはまる」「ややあてはまる」と回答。両者の差は、80.8%だった。また、「あなたの上司の意見・考えをあなたは理解している」についても、同様の傾向が見られた。

 このことから、部下の意見を傾聴すること加え、部下に指示や意見を明確に伝えることが「良い上司」条件だということが明らかになった。

■良い上司は、チーム内で「相互理解」する機会を多く設けている

■良い上司は、チーム内で「相互理解」する機会を多く設けている

 

 

 

 次に、「自分を知ってもらう機会」や「チームや他者を知る機会」がどれだけあるのかを調べた。

 「あなたの成果やがんばりを他人にしってもらう機会」については、「大いに良い上司」と回答人60.8%が「大いにある」「ややある」と回答。一方、「良い上司ではない」回答した人に同じ質問をしたところ、24.9%にとどまり、両者でが35.9%の差が出る結果に。

 また、「周囲の人やチームを知る機会」については、「大いに良い上司」と回答した人の72.6%が「大いにある」「ややある」と回答。一方、「良い上司ではない」と回答した人にも同じ質問をしたところ、28.6%にとどまり、44.0%もの差が出る結果となった。

 このことから、部下が自分を知ってもらうだけでなく、チームや他者を知ることができる機会を多くつくることが、「良い上司」と認識されることにつながることが明らかになった。

■相互理解の機会を多く設けることが、「良い上司」の条件や仕事のやりがいに

 部下と上司、部下とチームが相互に理解し合うことが良い上司の条件であり、やりがいを持って働くためにも重要である。

■調査概要

調査名: 上司についての意識調査
調査対象: 日本全国の男女 有効回答数369
調査期間: 2019年8月8日~2019年8月15日
調査方法: インターネット調査

■まとめ

 調査結果によると、「部下の話を聞く」「指示が明確」「意見を理解させることができる」ことが「良い上司」の条件だった。また、チーム内での相互理解を多く設けることは、部下の仕事のやりがいにもつながる。

 チームワーク強化や生産性向上のためにも、部下にとって「良い上司」になれるよう、日頃の意識・行動を見直してみてはどうだろうか。

 

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