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派遣社員が「派遣」として働く理由とは?正社員になりたいかは、男女で差が出る結果に。

2019.09.25

 株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区)は、現在派遣社員として対象職種いずれかで働く、男女20~59歳を対象とした「派遣社員の意識・就労実態調査」を発表した。

 派遣社員が「派遣」として働く理由とは何なんだろうか。

■男女で理由に違い

■男女で理由に違い

 現在、派遣社員として働く理由で最も多かった回答は、「正社員として就職できなかったから(20.9%)」となった。男女別にみると、男性は当該理由が31.8%で最も多い結果に。一方、女性は14.1%となり、「働く日数・時間を自分で選べるから」が17.1%で最も多く、男女で理由に違いが出た。

■正社員で働くことを希望する

■正社員で働くことを希望する

 今後希望する雇用形態について聞くと、男性は「正社員」が38.4%、女性は「派遣社員」が40.8%で、ここでも男女の差が出る結果に。職種別では「機械・電気・IT技術・通信系(40.6%)」と「製造(36.4%)」が派遣社員よりも、正社員で働くことを希望する割合が高かった。

■今後の雇用の安定性を重視

■今後の雇用の安定性を重視

 今後正社員として働きたい理由は、「雇用が安定しているから(73.7%)」と「賞与が欲しいから(73.7%)」がそれぞれ7割を超える結果となり、やりがいやキャリアアップより、今後の雇用の安定性を重視していることがわかる。

■「派遣社員の意識・就労実態調査」概要

【調査方法】 インターネット調査
【調査期間】 2019年6月21日(金)~6月24日(月)
【調査対象】 現在派遣社員として対象職種いずれかで働く、男女20~59歳 ※調査時点
※オフィスワーク・事務/販売/サービス/テレオペ・テレマーケティング/機械・電気・IT技術・通信系/介護・福祉関連業務/製造/配送・輸送・物流
【有効回答数】 1,431名

■まとめ

 派遣社員として働く理由で最も多かったのは「正社員として就職できなかったから」だったが、男女で差が出る結果になった。

 なりたくてなったわけではないという人もいる中、あえて派遣という形を選んでいる人もいる。

 人事担当者などは、採用時、どうしてその雇用形態を選んだのかという応募者のバックグラウンドを理解し、希望にあった働き方ができるようサポートしてていくことも必要のようだ。

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