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モチベーションをさげていると感じる要因、No.1は?“19年度卒の新入社員”に調査

2019.10.04

 ゼネラルリサーチ株式会社(本社:東京都渋谷区)は、「入社前後でのギャップ」に関するアンケート調査を、“19年度卒の新入社員”を対象に実施した。

 入社前と入社後のギャップに戸惑っている人も多い中、モチベーションをさげていると感じる要因な何なのだろうか。

■新卒社員の現在の満足度について

図1.現在の満足度
図1.現在の満足度

 「入社前の期待度が10とした時、現在の満足度は10段階でどれくらいですか?(10を最高値とする)」と質問したところ、「5」を中間としたとき、半数近くの人が「5以上」を選択していることが判明した。

 しかし、「5」以下を選択している人は34.5%と、3人に1人は満足度が低いと感じており、入社前後でギャップを感じている人は多いということが分かった。

■職場に対する感情の対比について

図2.満足していることと不満に感じていること
図2.満足していることと不満に感じていること

 「会社に対して満足している部分を教えてください」と質問したところ、「人間関係」(20.3%)という回答が最も多く、僅差で「福利厚生」(19.3%)、続いて「給与」(16.9%)、「拘束時間」(14.2%)、「社内環境」(10.9%)、「社内・社外イベントの量、内容」(8.6%)、「評価制度」(3.5%)、「会社の売り上げ」(3.4%)と続いた。

 次に、「会社に対して不満に感じていることを教えてください」と質問したところ、「給与」(30.5%)という回答が最も多く、次いで「拘束時間」(17.5%)、「人間関係」(17.1%)、「社内・社外イベントの量、内容」(8.6%)、「社内環境」(8.4%)、「福利厚生」(8.2%)、「評価制度」(4.0%)、「会社の売り上げ」(2.5%)と続いた。

 これらのデータから、それぞれ満足に感じている項目と不満に思っている項目の差異が大きいものほど感じ方の傾向は顕著であり、差異が小さいものほどそれぞれの職場によって対応が変わるということがわかった。

■社内制度について

図3.入社してから嬉しく思った会社の制度
図3.入社してから嬉しく思った会社の制度

 現代は働き方の見直しが国を挙げての関心事となっている。特に、世代間のギャップはいつの時代も大きく、そうしたギャップを埋めるために各企業では社員の働きやすさに着目し、それを制度化するなどして様々な取り組みをしているようだ。

 そこで、「入社してから嬉しく思った会社の制度を教えてください」と質問したところ、
・新入社員研修制度(大阪府/20代/女性)
・福利厚生で毎年好きなことに使えるポイントが付与される(愛知県/20代/女性)
・有給休暇で会社の施設が利用できる(東京都/20代/男性)
・行事制度の廃止 。年賀状、バレンタインなど(神奈川県/20代/女性)

などの意見が挙げられた。

■不要だと思った会社の制度

図4.入社してから不要だと思った会社の制度
図4.入社してから不要だと思った会社の制度

 「入社してから不要だと思った会社の制度を教えてください」と質問したところ、
・マンツーマンの指導制度(東京都/20代/女性)
・ボーナスではないポイント制度(愛知県/20代/女性)
・職員の通知表みたいな評価表(沖縄県/20代/女男性)
・新聞購読確認テスト(埼玉県/20代/女性)

などの意見が挙げられた。
 さまざまな福利厚生に満足している人がいる一方で、いったい何のためにあるのか意味を見出せない人がいることが分かった。

 制度に関しては時代の流れや社内体制によっても受け取りての反応は変わるため、多くのギャップを生み出しやすいところでもあるようだ。

■新入社員のモチベーションについて

図5.現在のモチベーション
図5.現在のモチベーション

 「現在のモチベーションを5段階評価で教えてください(5を最高値とする)」と質問したところ、「3」を中間とした時、高いモチベーションを持つことに属する人と、モチベーションが低いほうに属する人では数字の上では差がみられない結果となった。

■モチベーションを高める要因と低下させる要因

図6.モチベーションを高める要因と低下させる要因
図6.モチベーションを高める要因と低下させる要因

 「モチベーションを高める要因を教えてください」と質問したところ、「プライベートを楽しむため」(38.9%)という回答が最も多く、次いで「給与を上げるため」(20.8%)、「仕事にやりがいを感じている」(16.9%)、「上司などの人間関係」(15.5%)、「責任感」(5.3%)と続いた。

 反対に、「モチベーションを低下させる要因を教えてください」と質問したところ、「上司などの人間関係」(30.7%)という回答が最も多く、「やりたい仕事ではない」(21.2%)、「給与が上がらない」(20.5%)、「結果が出ない」(13.0%)、「プライベートがうまくいってない」(11.3%)と続いた。

 上記の調査では、19年卒の新入社員の本音としては、仕事のモチベーションは仕事とは関係のないところで高め、業務におけるマイナスな要因が直接モチベーションに響くということが判明した。

■まとめ

 これまで学生だったから許されていた部分、許されなかった部分が、自己責任という言葉が常に付きまとう社会に飛び出した結果、さまざまなギャップを感じていることが分った。

 現代、企業も社員の満足度向上のため、さまざまな取り組みを実施しているが、アンケート調査からもわかるように、社員のためになっているのか疑問がある。

 企業側のための制度となっている部分はないか、もう一度価値観を見直すことも必要のようだ。

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