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職場で放置され続けている課題、なぜ改善が図られないのか?

2019.10.08

 チームのコラボレーションを促進し、働くを楽しくするツール「Backlog(バックログ)」「Cacoo(カクー)」「Typetalk(タイプトーク)」を運営する株式会社ヌーラボ(本社:福岡県福岡市)は、プロジェクト管理ツールの「Backlog」ユーザーを主な対象とした「職場の“放置されている課題”に関する調査」を実施した。

 職場に放置され続けている課題は、なぜ改善が図られないのだろうか。

■長年、職場に放置され続けている課題「ある」93% - その原因は評価や予算ではない!

■長年、職場に放置され続けている課題「ある」93% - その原因は評価や予算ではない!

 「長年放置され続けている課題はあると思うかどうか」を質問したところ、「ある」と回答した割合は回答者全体の93.4%にものぼった。

■「優先度や期限などが明確でないこと」がキーワードに

■「優先度や期限などが明確でないこと」がキーワードに

 長年放置されている課題について、「なぜ改善が図られないと思うか」について原因を質問すると、「優先度が他の課題に比べて高くないから」の回答が最も多く(54.8%)、次いで「期限日や担当者が決められていないから」の回答がほぼ同率(54.2%)、さらに「課題ではあるものの、対応策が具体化していないから」(47.4%)と続いた。

 これらの結果から、職場に放置されている課題が一向に進まない理由として、「優先度や期限などが明確でないこと」がキーワードになっていることが分かる。

 一方、個人への評価との関連や予算、課題そのものの難易度は、課題が進まない理由としては重要視されていないようだ。

■解決のカギは「情報共有」にアリ

■解決のカギは「情報共有」にアリ

 職場において「課題が今どういう状態にあるのか把握するのが難しい」と感じたことがあるかどうかについても質問した。

 課題として話された内容について、「すでに着手されたのかどうか」といった進捗状況や、担当者は誰なのか、いつまでに対応見込みなのかといった状態について、「把握するのが難しいと感じたことがある」と答えたのは、回答者の83.7%にも及んだ。

 本調査の回答者の8割強が、課題がどういう状態にあるのかの把握に難しさを感じているという結果から、情報共有に改善の余地があることが分かる。

 具体的には、「進捗状況の明示」「担当者、期限の定義」「状況変化のリアルタイムな共有」などが挙げられる。

■調査概要

・実施期間 2019年9月2日~9月13日
・有効回答数 333件

■まとめ

 今回の調査では、働く人の多くが「職場に放置され続けている課題」があると感じている実態が明らかになった。

 解決のカギは、優先度や期限、担当者などの具体化と、シームレスな情報共有にあるようだ。

 メンバーの自主性や心がけだけでなく、ツールを活用するなどの仕組みを整えていくことが求められているようだ。

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