ミクシィが導入した福利厚生「妊活コンシェルジュ」従業員のライフステージの変化に対応
LINEを活用した妊活コンシェルジュサービス「famione(ファミワン)」を提供する株式会社ファミワン(本社:東京都渋谷区)は、株式会社ミクシィ(本社:東京都渋谷区)に対する従業員向け福利厚生プランの提供を2019年7月より開始した。
ミクシィでは、従業員のライフステージの変化に対応する福利厚生の取り組みの一環として、日本国内で約6組に1組という多くの夫婦が課題に感じている妊活・不妊治療に対する理解促進とその当事者に向けた早期啓発・支援を目的とし、従業員向けの福利厚生パッケージにファミワンの特典付き提供を決定した。
■ミクシィの福利厚生導入の目的
ミクシィでは、ライフステージの変化に伴う働き方のサポート拡充に向けて取り組んでいる。今回、ライフステージの変化に対応する福利厚生の拡充施策のひとつとして、下記の点でサービスに共感したファミワンと提携した。
・ 不妊症看護認定看護師を中心に構成された専門家チームに相談できる安心感があるため
・ WEBサービスを使い慣れている社員がほとんどなので、スマホでアドバイスを受けられる手軽さとの相性が良いため
■“妊活当事者を会社全体で支える“、その支援をしたい ~ミクシィへの提供に対するファミワンの思い~
妊活・不妊治療と仕事の両立支援は、従業員へは働きやすい環境を提供することができ、企業にとっては労働力不足の昨今において優秀な人財の確保、定着に繋がる。
ファミワンは、福利厚生としてのサービス提供においては、本サービスを導入する企業の特長に応じ、柔軟に継続的なサポートを行っている。
ミクシィでは様々な福利厚生制度が充実している。ミクシィ従業員の多くが働き盛りの30代ということから、妊娠出産のみならず、妊活も含めた一連の福利厚生制度を整えることで、長く働きたいという従業員のエンゲージ強化および離職防止につながると考えているためだ。また、ESG投資を意識したダイバーシティやワークライフバランスの推進、女性活躍推進、健康経営、SDGsの実現にもつながっていくようだ。
■約6組に1組のカップルが、不妊かもしれないと悩んでいる
現在、6組に1組(※1)の夫婦が妊活に取り組んでおり、約19人に1人(※2)の赤ちゃんが体外受精によって誕生している。多くの夫婦が妊活に取り組む一方で、誰にも相談できず、二人だけで不安やストレスを抱え、夫婦間のコミュニケーションにも悩むケースが多く存在している。
不妊の原因の約48%が男性側にあると言われているが、インターネット上には不適切な情報も多く、また、周囲に相談もしないため、男性側に原因がある可能性を知らないまま、他人事としてしまう現実があるようだ。
※1 国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向調査(2015年)」
※2 日本産科婦人科学会統計(2015年調べ)より算出
■LINEを活用し、専門家のサポートをいつでも気軽に受けることが可能に
妊活コンシェルジュ「ファミワン」 は、妊活に取り組む夫婦を支える、LINEを活用したパーソナルサポートサービス。LINEのアカウント登録をすることで専門のチェックシートが届き、その入力内容を分析し、自身の妊活状況に合わせたアドバイスを行う。
全国に約170名しか認定されていない不妊症看護認定看護師(※3)や、同じく全国で約100名(※4)しか認定されていないNPO法人Fineの認定ピアカウンセラー、そして臨床心理士など、多くの専門家によるアドバイスを受けることができる。
※3 2017年8月時点 日本看護協会 公式サイトより
※4 2017年3月時点 NPO法人Fine 公式サイトより
■「ファミワン」の3つの特徴
妊活を開始した直後の、夫婦が悩みを抱える前から、LINEを活用した専門家によるサポートを実施している。
■まとめ
女性が社会で活躍する機会も増えている一方で、妊活を意識する時期は、仕事が充実する時期と重なり、不妊治療と仕事の両立を図ることが難しいと感じる女性も多いだろう。
妊活・不妊治療と仕事の両立支援を企業が行うことにより、従業員へは働きやすい環境の提供、企業にとっては労働力不足の中、優秀な人財を確保し、定着に繋げる効果が期待できそうだ。