“身だしなみ”はビジネススキルの一環である。福利厚生として設置した「男女兼用パウダールーム」で社員の“身だしなみ”をサポート!
既存産業を花形産業へ昇華するレガシーマーケットイノベーション(LEGACY MARKET INNOVATION)のプロフェッショナル集団クレストホールディングス株式会社(本社:東京都港区)は、同社の福利厚生として、男女それぞれ専用の肌ケア・化粧品グッズを完備した「男女兼用パウダールーム」をオフィス内に設置し、社員の“身だしなみメンテナンス”のサポートを開始した。
ビジネススキルの一環としての自身の身だしなみの管理を促し、ビジネスパフォーマンスの向上を支援していくようだ。
■導入背景
近年、女性社員のみならぬ男性社員の身だしなみへの配慮も重要視されるようになり、「ビジネスシーンで会った男性の肌をチェックする」という人の割合は、男性で41.8%、女性で58.3%にのぼることがわかっている。(※)
この様な背景から、クレストホールディングス株式会社では社員の“身だしなみメンテナンス”への意識改善やパフォーマンススキルの向上を目指して「男女兼用パウダールーム」の設置に至った。
パウダールームやトイレには、男性向けスキンケア商品を展開する資生堂ジャパン株式会社より提供作成されたスキンケアグッズを設置し、社員が自由に利用できるようにしている。
※資生堂ジャパン株式会社「uno 男の肌とビジネス印象調査」(2018年)
■ビジネスパフォーマンスの向上を支援
社内パウダールームの入り口には、グループ傘下の株式会社クレスト(本社:東京都港区)が店舗等における来場者の性別・年齢等を識別しマーケティング分析に活用できるトラッキングカメラ「esasy(エサシー)」を設置し、「AIによる推定年齢」を自分で確認することができる仕組みを導入。
画像解析による年齢推定で社員が自分自身の“疲労度”を「esasy(エサシー)」に接続したパソコンで確認できることで、ビジネススキルの一環としての自身の身だしなみの管理を促し、ビジネスパフォーマンスの向上を支援する。
■トラッキングカメラ「esasy(エサシー)」について
従来、小売業界の実店舗では「看板」や「ディスプレイ」の集客効果はレジデータやスタッフの感覚値によって判断されてきた。
同社では、店頭ディスプレイに対する顧客の関心度を数値化することでディスプレイ等の施策の定量的な効果測定を可能にすべく、2016年より実店舗での「顧客行動計測・分析」を実現したトラッキングカメラサービス「esasy(エサシー)」を展開している。
動画を保存せずにカメラに接続した小型端末での画像解析を行い、顔写真などの個人情報がサーバに保持されないために個人情報流出のリスクもない。
現在は、アパレル業やエンターテインメント業、飲食業を中心に、多岐に渡る小売業において店頭マーケティングに利用されていると言う。
<カメラで測定できる内容>
① 交通量検知:一定時間内にその空間に何人居たか、何人カメラの前を通過したかを計測
② 顔検出:何秒見ていたか、何回見られたかを計測
③ 年齢性別推定:性別・年齢を計測
■利用している社員の声
株式会社クレスト サイン&ディスプレイ部門で営業を行う山平貴典氏は次のようにコメントしている。
「営業なのでお客様と接する時にはある程度身だしなみには気を付けていましたが、意識的に鏡を見るようになり、初めて顔に疲労や体調不良が肌に出てしまっていることに気が付きました。オフィスの一室に男女兼用のパウダールームがあると、“男性も身だしなみチェックやケアをするのは当たり前”という空気になるので、変な気を使わずに利用できています。お客様に合う前はもちろん、日頃から自分の身だしなみケアにも活用しています。」
■まとめ
印象を左右する「身だしなみ」をビジネススキルの一環とみなし、福利厚生としてオフィスに「男女兼用パウダールーム」を導入した今回の取り組み。
社員は会社の顔でもあるため、顧客と接する機会の多い営業職などの印象は、会社イメージとも直結する。従業員が疲労顔を見せずに、活き活きと働ける環境整備は、企業のイメージアップにも繋がるだろう。