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AI導入への悩み。導入していない企業は何が理由で踏み切れていないのか?

2019.11.25

 マーケティング領域における企業の事業拡大を支援する株式会社アドフレックス・コミュニケーションズは、事業会社に勤務する広告・販促担当者を対象に「WEB広告運用・成果に関しての悩み」に関するアンケート調査を実施した。

 競合とも比較されやすく、分析・改善のPDCAサイクルを繰り返し、費用対効果の改善を図る広告運用担当者の業務は激務になる一方、「どうすれば広告効果を最大化させられるか?」と頭を悩ます担当者も多いのではないだろうか。
 広告・販促担当者の声を紹介する。

■企業が最も利用しているWEB広告は『●●』と判明!運用の工数で削減したい内容とは…!?

■企業が最も利用しているWEB広告は『●●』と判明!運用の工数で削減したい内容とは…!?

 まず初めに、現在勤務している業種を質問したところ、『メーカー系(26.4%)』と回答した人の割合が最も多く、次いで『サービス系(23.7%)』『IT・通信系(15.5%)』『流通・小売系(13.6%)』『商社系(10.5%)』『金融・保険系(5.9%)』と続いた。

 具体的に、どの種類のWEB広告を利用しているか質問したところ、『リスティング広告(32.2%)』という回答が最も多く、次いで『純広告(31.7%)』『SNS広告(23.0%)』という結果となり、WEB閲覧履歴から訴求ターゲットを狙い撃ちできるリスティング広告が人気であることが分かった。

 しかし、WEB広告は、ターゲットを絞った効率のいい宣伝ができるものの、各媒体毎のアカウント管理や集計業務は大幅な手間や時間を要し、負担になっている運用担当者も多いのではないかと推測する。

■WEB広告運用の工数で削減したい内容は

■WEB広告運用の工数で削減したい内容は

 「WEB広告運用の工数で削減したい内容は?」と質問したところ、『広告会社の選定(29.7%)』と回答した人の割合が最も多く、次いで『広告の企画立案・入稿(23.2%)』『広告配信の入札設定・準備(23%)』『配信スケジュール調整(13.3%)』『配信後の効果測定・集計(10.8%)』と続いた。

 WEB広告を掲載する工程で、削減したい内容が数多く挙がる結果だった。

■AIを導入している企業の9割以上が『満足している』!?導入していない企業の不安

■AIを導入している企業の9割以上が『満足している』!?導入していない企業の不安

 運用担当者の負担を減らすためAIを導入する企業も増えていると言われてる。そこで、「負担となっている業務をAIで解決できると思いますか?」と質問したところ、7割以上の方が『はい』と回答した。

 AIなら今の課題を解決できると感じている運用担当者が多いことが判明した。

■WEB広告運用にAIを導入しているか

■WEB広告運用にAIを導入しているか

 「WEB広告運用にAIを導入していますか?」と質問したところ、5割近くの方が『はい』と回答した。

 広告運用にAIを導入している企業は五分五分のようだ。また、導入している企業の9割近くが、『AI導入に満足している』ことが判明した。

■AIを導入していない理由

■AIを導入していない理由

 AIを導入していない人へ、導入していない理由を質問したところ、『コストが高そう(52.3%)』と回答した人が最も多く、次いで『サービス内容がよくわからない(24.4%)』『有効活用できなさそう(15.9%)』『なんとなく怖いイメージがある(6.5%)』と続いた。

 AIが、広告運用の負担を削減できると理解しているものの、予算や運用面への不安が原因で導入に踏み切れていないようだ。

悩みの詳細について声を紹介する。
AI導入への悩み
・「費用対効果が見えていない」(IT・通信系/20代/女性)
・「使いこなせる人材がいない」(流通・小売系/30代/女性)
・「効果が得られなさそう」(IT・通信系/30代/男性)
・「AIには広告内容まで吟味する能力がないように思う」(社会福祉系/40代/男性)

■まとめ

 AIの活用は、働き方改革や人手不足への対策としても有効と言え、今後、活用の場がますます拡大することも予想される。

 AIを導入する際は、目的を業務の根幹から考えることが需要と言えるだろう。検討を進めるにあたっては、必要となる知識を身に付けていくことが企業には求められそうだ。

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