サービス業の「働きにくさ」を自動化で解消。"作業"に時間を割くのではなく、お客様に特別な時間の提供を。
株式会社DATAFLUCT(本社:東京都千代田区)は、多様化するサービス業全体の業務圧縮、売上改善の実行をサポートし、サービス業に従事する人たちに「働きやすさ」と「働きがい」を提供する「DATAFLUCT intelligent.」を、2020年3月より開始する。
作業の自動化をサポートし、働き方改革を推進するようだ。
■開発背景
長年、サービス業では、長時間労働や労働生産性の低さ、深刻化する人手不足が指摘され、事業や経営に大きな影響が出ている。
農林水産省が発表した統計(※)によると、飲食店・宿泊業の欠員率は全産業と比較して2倍以上高く、外食産業における正規雇用者の月間時間外労働時間が80時間を超える割合は、通常期12.5%、繁忙期24.3%と推計されている。
長時間労働を強いられることで、従業員の「働きやすさ」が阻害されてしまい、結果、従業員満足度の低下や高い離職率につながっている。
※ 出典元:平成30年 農林水産省 食料産業局「外食・中食産業における働き方の現状と課題について」
■労働生産性が低い理由とは
サービスの多様化により業務の幅が拡大し、それに合わせて見るべき指標・使うべき業務ツールが増加している。
例えば、売上管理、予約管理、採用、広告出稿、発注手続き、SNS、自社Webサイト/レビューサイトなど多岐に渡る。DATAFLUCT intelligent.では、これらの独立していたデータを統合・分析し、アルゴリズムを開発することで、サービス業全体の業務圧縮、売上改善の実行をサポートしていく。作業で疲弊するのではなく、お客様に特別な時間を提供することにもっと時間を割いてもらうためのサービスだ。
■DATAFLUCT intelligent.の業界初 独自機能について
1.日々の課題をチャットボットでお知らせ
売上、客数、天気のデータから日々のレポートを自動で生成し、LINEなどのコミュニケーションアプリと連携してAIと対話しながら課題の特定を行える。例えば、「明日の来客数は?」と打つと、AIが来客数を予測し、返答してくれる。来客目標が予測値と乖離していた場合、差分と要因を知らせる。これにより、日々の書類・レポート作成などの業務から解放する。
2.広告の自動出稿
AIが収益構造を読み解き、来客予測との差分から自動で広告出稿を行う。これにより、広告の効果分析を手動で行うことはなくなり、広告費の削減とともに、店舗の稼働率を高めることができる。
3.発注作業の自動化
売上予測とPOSデータを用いて、翌日に必要な商品・アイテムと個数を提案する。これにより、発注業務の時間が削減される。
その他、売上管理、予約管理、採用といった個々に独立していたデータの統合/可視化、売上予測/客数予測、アンケート集計といった基本機能は網羅されている。
■まとめ
サービス業の「働きにくさ」を自動化で解消できる今回のシステムは、売上改善のサポートも期待できる。サービス業においては、どんなに忙しい繁忙期でもお客様に対しては、変わりないサービスを提供することが必要と言える。"作業"に時間を割くのではなく、業務の時間をお客様に特別な時間の提供をするために使うことが重要となるのではないだろうか。
サービス業における働き方改革に、一役買いそうだ。