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スマホで撮影した領収書を読み取り!経費精算業務の時間を削減するAI-OCRのアプリをリリース!

2019.12.20

 出張・経費管理クラウドのリーダーである株式会社コンカー(本社:東京都中央区)は、AIを活用したOCR(光学的文字認識)技術により、スマートフォンで領収書を撮影するだけで、経費精算・管理クラウド「Concur Expense」にデータが自動入力される新機能「ExpenseIt®(エクスペンスイット)」を、SAP® Concur®のモバイルアプリに搭載したことを発表した。

 経費精算業務の時間を削減し、効率性、利便性、企業の生産性のさらなる向上が実現できそうだ。

■ExpenseIt概要

 ExpenseItは、スマートフォンで撮影した領収書の情報をOCRで読み取り、Concur Expense上での経費精算レポート作成をサポートするものとして、SAP Concurモバイルアプリの新機能として搭載された。従来は領収書の撮影後、経費明細の入力作業がエンドユーザー側で必要だったが、ExpenseItを使って領収書を撮影すると、支払先名、経費タイプ、金額、通貨、日付がAIにより自動判別された経費明細データがConcur Expenseに自動で取り込まれる。また、ユーザーが加えた修正内容はクラウドシステムに蓄積され、AIがそれを学習することで、利用を重ねるほどにOCRの自動読み取り能力が向上する仕組みとなっている。この機能は「Concur Expense Professional」および「Concur Expense Standard」と連携して使用することが可能だ。

■交通系ICカード読取りアプリ概要

■交通系ICカード読取りアプリ概要

 従来、交通系ICカードからのデータ読み取りには据置型ICカードリーダー端末が必要だった。このモバイルアプリを、iOS13以降を搭載したiPhoneで起動し交通系ICカードをかざすだけで、利用日・金額・乗降駅といったデータを読み取り、Concur Expense上での経費精算レポートの作成をサポートすると言う。

 これにより、据置型ICカードリーダー端末の購入・設置をすることなく、いつでもどこでも交通系ICカードのデータを取り込んで電車代、バス代、タクシー代などの精算申請が完了する。本モバイルアプリは「Concur Expense Professional」および「Concur Expense Standard」と連携して使用することが可能で、リリースは2020年前半を予定しているようだ。

■従業員の効率性・利便性ならびに企業の生産性のさらなる向上を実現

 コンカーの代表取締役社長である三村真宗氏は、以下のように述べている。

 「人材不足が叫ばれる今、企業で働く従業員一人ひとりの効率性が今まで以上に重要となっている。今回リリースされたExpenseItを利用することで、経費精算業務に掛かる手間のさらなる削減が可能となり、従業員の効率性・利便性ならびに企業の生産性のさらなる向上を実現できる。今後、このような機能の拡充を進め、間接業務のデジタル化を推進することで、日本企業の競争力強化に貢献していきたいと考えている」

■まとめ

 経費精算業務に掛かる手間のさらなる削減が可能となる今回の新機能。

 経理部門の働き方改革を模索している企業にとっては、経理担当者の負荷軽減や業務削減につなげることが出来そうだ。

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